著者 : 蒼月海里
昔むかし…巨大な隕石が落下し、多くの動植物が滅んだ。人類はかろうじて生きのびたが、国は滅びて文明が喪われ、人々は小さな集落ごとに生活している。この星には、かつてあらゆる自然現象を司る“竜”たちがいた。竜は、今では星の記憶のアーカイブー“石”の中にのみ宿るとされ、その記憶が流れ込んだ石を割って竜を目覚めさせれば、滅びかけた人類の再出発の繋がると学者たちは考えた。冷静沈着な女性学者メティスは立ち寄った集落で、野性的で底抜けに明るい少女イオと出逢う。竜石を探すメティスの旅に、イオという相棒が同行することになった瞬間だった。
ある日一葉たちが、「馬鐘荘」の地下二階の部屋に集まっていると、突然激しい振動が起こった。外に出てみると、一階の雑貨屋「迎手」の庭に、銀色の宇宙船が墜落していた。ひしゃげた扉から姿を現したのは、緑の瞳に赤い髪の女の子。なんとか壊れた宇宙船を修理し、彼女の帰還を助けようとするが、思わぬ危機的状況が到来し、一葉たちはとうとう地底から宇宙に飛び出すことに…!?人気シリーズ感動の最終巻!
一葉が住む「馬鐘荘」は、住む人の業によって地下にどんどん深くなる異次元アパート。ある日、大家メフィストが食事を提供する地下食堂にいた一葉たちが、振動を感じて最下層を調べに行くと、大きな洞窟に突き当たっていた。何者かの手で掘削されたようだが、それは人なのか、どこから来て何をしようとしているのか。洞窟の先には、驚くべきものが広がっていたー。アパートの住人達と地底王国の少女の感動冒険ストーリー!
入居者の業により地下にどんどん深くなる異次元アパート「馬鐘荘」に住む大学生・葛城一葉は、春、二年に進級した。しかし、あたりはいつまでも暖かくならず、桜も咲かない。なんと、アパートの地下の磁場に異変が起こっているためだという。寒さは増し状況は次第に深刻化、ついに豊島区が氷河期入りしてしまう。一葉たちはなんとかしようとするが…。切なさと驚きと温かさと、勢いが止まらないシリーズ第4弾!
ゲームのしすぎで家を追い出された大学生・葛城一葉が住むのは、悪魔やアンドロイドや錬金術師などが住み、地下にどんどん深くなる珍しい異次元アパート「馬鐘荘」。ある日一葉は、笑顔がきらめく好青年と知り合う。エクサと名乗り、一葉の大学に来た留学生だという彼は、馬鐘荘に住みたいと希望するが、彼は実は未来から来たアンドロイドなのだった。兵器を搭載している彼の目的とはー?人気シリーズ第3弾!
自称悪魔のメフィストフェレスが大家をつとめるアパート“馬鐘荘”の地下二階に住み始めた大学生、葛城一葉のもとに、高校生の妹二葉が訪ねてくることに。同フロアの住人薫の言葉にショックを受け、部屋を飛び出した二葉が迷い込んだのは、アパートの地下に広がる異次元世界。ふさがっていたはずの入り口を再び開けたのは誰なのか。迷惑な客とメフィストとの関係は?地上も地下も大騒ぎ、ほのぼのコメディストーリー第二弾!