著者 : 青季ふゆ
「消えてなくなれ私の黒歴史!」-聖女になりたい。ユフィ・アビシャスが心の底からそう思った理由はただ一つ。『ユフィちゃん、いつも一人だね』忌々しきこの言葉を人生から撲滅するためだ。幸いなことに、平民にもかかわらず並外れた魔力を授かったユフィは、聖女となって人気者になりたいという下心を胸に魔法学園に入学する。しかしユフィには秘密があった。ユフィが使える魔法はなぜか、男性しか使うことのできない攻撃魔法だったのだー。これは、そんなちょっとコミュ障な少女が、友達を一人作るという高い目標を挫けながらも聖女を目指して邁進する物語である。
高名な魔法師の家系であるエドモンド伯爵令嬢ソフィアは、六歳の時に魔力ゼロの判定を受け家族から冷遇される日々を送っていた。唯一の癒しは、ソフィアにしか見えないフェンリルのハナコだけ。十六歳のある日。国家間の交流パーティに出席したソフィアは、精霊王国エルメルの軍務大臣である竜神アランにハナコが見えていることに気づかれ、何故か結婚することに…!アランは愛のない契約結婚だと言うがー「三食もご飯を食べていいのですか…?」「ふわふわで柔らかくて、もふもふだわ…」これは、虐げられ続けた令嬢が竜に嫁いだことで、溺愛され、三食しっかり食べてもふもふを堪能し、無自覚に持っていた能力を認められて幸せになっていく物語。
忙しない日常から逃れて旅がしたい!そんな望みを、学年一の美少女と叶えられたら?東京に住む高校生、高橋翔は窮屈な日常に嫌気がさして旅に出ることを決意。駅のホームに着くと同級生、七瀬涼帆の姿が。思い詰めた様子の彼女を見て、翔は「俺と一緒に旅に出よう!」と誘ってー。最初は不信感たっぷりだった七瀬も、いつもの鉄仮面を脱いで足湯にほっこりしたり、ご当地グルメに舌鼓を打ったりと満喫し始める。「べ、べつに楽しんでなんかないんだから!」「私、夕陽が好きだったみたい」「ありがとう、私を旅に連れ出してくれて」ワケありクーデレ美少女と紡ぐ、解放感120%の旅ラブコメ!
ネットから小説家を目指す高校生・米倉透。優等生の浅倉凛に片想い中だが、幼馴染という距離感が邪魔して告白できずにいた。ある日透は、小説を投稿した後SNSに思いを発信する。『俺は幼馴染が超超超大好きなんだああああー!!!!』以来、クールな凛の態度が変わりはじめて…。手料理を振る舞ってくれたり、映画デートに誘ってくれたり、「私とハグ…してみますか?」とのお誘いも!?「勘違いしないでください。あくまでも、疲労回復のためです」「…(その割には準備万端だな)」あと一歩素直になれない幼馴染たちの純度100%青春ラブコメ!