著者 : abang
最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません
歴史ある帝国に嫁いだ元新興国の第一王女イザベラは、側妃達の情報操作により後宮の不和の元凶とされ、お飾りの皇后の位置に追いやられていた。とはいえ執務や健康に影響はなかったため静観していたのだが、とある事件により、自分への冷遇が皇帝を傀儡にし国を乗っ取ろうとする計画の一端だと知り、国民を守るために抗うことに。その中で皇帝が決して悪人ではないが王に向いていないことを痛感し、母国を頼ることも検討し始める。そんなある日、兄と共に幼馴染である母国の公爵キリアンが加勢にやってくる。孤軍奮闘するイザベラを、キリアンは優しく支えてくれて…。
旦那様が愛人を連れていらしたので、円満に離縁したいと思います。旦那様が愛人を連れていらしたので、円満に離縁したいと思います。
かつて社交界の華だった侯爵令嬢シャルロットは、公爵家に嫁いでからというもの、夫の指示で半ば軟禁され、「鳥籠の夫人」と呼ばれていた。愛情ゆえだと耐えていたシャルロットは、夫が屋敷に愛人を連れてきたことで堪忍袋の緒が切れ、屋敷からの脱出を画策してくれた幼馴染達の手を取ることに。夫と離れて静養する中で、令嬢としての自信を取り戻し、離縁の準備を進めるシャルロット。彼女を献身的に支える幼馴染の一人であり王太子であるジルベールは、長年秘めていたシャルロットへの恋心を打ち明ける覚悟を決めて…。
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