花は桜よりも華のごとく(第2幕)
「今日からそなたは私のものだ」戦国の火種くすぶる京の都。天才的な能の才を持つ男装の舞姫・白火は名門一座の次期太夫・蒼馬に連れられ嵐山に行くことに。しかし、泉で水浴びをしていた白火は、その姿を美貌の皇子・帯刀に見られてしまう。しかも、彼女を見初めた帯刀は無理矢理白火をさらい、抵抗する白火を「それも一興」と強引に自分のものにしようとしてー!?第8回ビーンズ小説大賞、読者賞受賞の能楽恋絵巻、第2幕。
関連ラノベ
時は戦国の世の狭間。京の都に美しい能の舞い人、白火が現れる。その噂を知った名門一座の次期太夫、蒼馬は白火を自分の座に引き抜こうとするが、手ひどく断られる。実は白火は女の子。性別を偽り、女人禁制の舞台に立っていたのだ。しかし、蒼馬は白火が女であることを知らずに、彼女に惹かれていってしまいー!?桜降る能舞台で、男装の舞姫の伝説が始まる。第8回ビーンズ小説大賞読者賞受賞の能楽恋絵巻、開演。 2010/07/31 発売
強引にでもいい。触れて抱きしめて、自分のものにしたいー戦国の世の狭間。行方不明になった能の名門一座の次期太夫、蒼馬を追って、京を発った男装の天才舞姫、白火。潜り込んだ荷馬車の中で眠ってしまった白火は都を騒がす悪党「土蜘蛛」の頭、朱鬼に拾われる。しかし、鬼のすみか、大江山で再会した蒼馬は「ここがどこだかわかってるのか!!」と白火に冷たくて!?第8回ビーンズ小説大賞、読者賞受賞の能楽恋絵巻、第3幕。 2011/02/26 発売
戦国の炎をはらむ、鬼のすみかの大江山。美しき男装の能役者、白火は義賊「土蜘蛛」の頭領、朱鬼の腕を取り戻そうとして、敵にまわった美貌の皇子、帯刀に捕らえられてしまう。そこで出会ったのは鬼討伐を命じた若き帝の氷見だった!「まさか、この頼りないのが土蜘蛛であるまいな?」しかし、可憐な見た目を裏切る白火の強さは、「土蜘蛛」の悲しい運命をも変えていくー恋模様も乱戦中!読者人気No.1の能楽恋絵巻、第4幕。 2011/06/30 発売