わたしを愛してもらえれば、傑作なんてすぐなんですけど!?(1)
早逝した大作家が遺したのは、五冊の著作と丘の上の一軒家。売れない高校生作家・進太朗は父の残してくれたその家でりやなさんと出会った。「きみをわたしにくれたなら、きみがいちばん欲しいものをそそいであげる」そうして唇を奪われた瞬間、素晴らしい小説のアイデアを閃くがー進太朗は執筆を拒否!「書ーいーてーよー!絶対おもしろいんだからぁーっ!」と涙目で訴えるりやなさん。彼女は自分が読みたい物語のために才能を授ける妖精だというのだがーかくして、高校生作家が美しい妖精に誘惑されまくる奇妙な同棲生活が始まった!