著者 : ハム
「今の私に、鷗に好きになってもらえる資格は、ある?」募る想いがついに溢れだし、鷗に迫る梅雨。そんな梅雨への恋心を自覚しつつも、鷗はギリギリのところで踏みとどまっていた。もう、向日葵を裏切れない。だから、梅雨の想いに応えてはいけない。しかし、すでに時遅く、2人はその現場を向日葵に目撃されてしまう。かつての憧れの人と、いま大切にしなければいけないカノジョ。2人の間で揺れ動く鷗は、傷ついた向日葵に、梅雨とはもう会わないと告げるのだがー。わかっていても、離れられない。純粋で真っ直ぐな略奪愛の物語、誘惑と堕落の第2巻。
「どうしたらアイツは私を好きになってくれると思う?」「清水さんにありがとうって言われた時に可愛く見えたんだ」清水圭と本堂大輝が自分の気持ちの変化に戸惑う中、清水愛に「天文同好会に入部してほしい」とお願いされ、生徒会長の坂田陽介、クール系美少女の瀬戸澪と一緒に活動することに。そんなある日、清水さんが寝ている横で澪に異性の好きな髪型を聞かれた大輝はハーフアップが好みだと答える。すると、翌日清水さんが大輝の好きな髪型で登校してきて…。「普段と違う雰囲気で可愛い」「こ、これくらい普通だろ!!」ヤンキーだけど乙女な清水さんとの青春ラブコメ、第二弾。
「清水さん髪黒く染めたんだね」「ま、まぁな」「どうして急に染めたの?」「どうしてって…、昨日お前が…」少し顔を赤らめながら消え入るような声で話したあと、机に顔を伏せてしまったヤンキー女子高生の清水さん。その後も僕、本堂大輝が友人との恋バナで「女子と一緒に料理したい」と話すと、翌日、いつも調理実習をサボる清水さんと一緒に料理することになったり、「女子の手料理食べてみたい」と話すと、なぜか二つあるお弁当を分けてくれたり…。見た目は怖いヤンキーだけど、実は恋愛に不器用で乙女な清水さんとの青春ラブコメ。
高校生・大嶋鴎に初めてのカノジョができた。初心で内気で清楚な同級生、宍戸向日葵。これから2人の幸せな日々が始まるーそう思われた矢先、鴎は向日葵の家で初恋の人、梅雨と数年ぶりに再会する。明るく快活だった昔の面影が失われ、退廃的ですさんだ雰囲気を漂わせる梅雨。彼女は親の再婚で向日葵の義姉になっていた。再会の衝撃も束の間、鴎は訳のわからぬまま梅雨の部屋に連れ込まれてしまいー。「…もしかして、初めてだった?」好きだった頃のあなたに戻ってほしい。カノジョがいながらも、鴎は徐々に梅雨への想いに蝕まれていく。純愛なのか、執着なのか。これは、純粋で真っ直ぐな、略奪愛の物語。
「私、京介のことー好きだ」恋心の芽生えとともに迎えた夏。お泊りを経て急接近した距離に、綾乃の京介への好意は増すばかり!特別になりたいという想いが、不器用な彼女をあらぬ方向に突き動かしていき!?さらに、夏が終わり文化祭の季節。アプローチを加速させる綾乃は、人目も気にせず甘えたり、コスプレ姿で迫ってきたり。学校でもゼロな距離感に、何も起こらないはずがなく…。「ふたりっきりになれるとこ、行こ?」陽キャの祭典・文化祭の裏で、綾乃の恋心が暴走する!?大胆すぎるカノジョがさらに大胆になる、青春ラブコメ第2弾!
クラスの高嶺の花・佐々川綾乃。そんな彼女を偶然ナンパから助けたらー「ありがとう、藤村」って、日陰者な僕の名前を彼女は憶えており…。その上、妙に懐いてくるように!?以来、休日には家に連れ込まれ、子どものように「褒めて?」と迫ってきたり、お泊りしたり。陰キャぼっち生活を謳歌していたはずなのに、気付けば彼女の存在が日常になっていて…。「今日も家来るでしょ?」「ぼっち?じゃあ私がひとり占めできるね!」「…キミのこと、特別だと思っちゃダメなの?」遠い世界の人だと思っていた彼女が、今となってはゼロ距離に。大胆すぎる彼女に翻弄される、青春カーストラブコメ!第6回カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門特別賞受賞。
早逝した大作家が遺したのは、五冊の著作と丘の上の一軒家。売れない高校生作家・進太朗は父の残してくれたその家でりやなさんと出会った。「きみをわたしにくれたなら、きみがいちばん欲しいものをそそいであげる」そうして唇を奪われた瞬間、素晴らしい小説のアイデアを閃くがー進太朗は執筆を拒否!「書ーいーてーよー!絶対おもしろいんだからぁーっ!」と涙目で訴えるりやなさん。彼女は自分が読みたい物語のために才能を授ける妖精だというのだがーかくして、高校生作家が美しい妖精に誘惑されまくる奇妙な同棲生活が始まった!