2023年9月29日発売
“雷神”ローエンシュタイン公爵家の協力を得て戦力を揃えたアルたちはレオ陣営と共にゴードンとの最終決戦を開始する。竜騎士、暗殺者、魔導師ー互いの最大戦力がぶつかり合う中、勝利を確実にしようとするゴードン最悪の切り札が姿を現わす。絶望に染まる状況下…「俺が行く。諦めるな」最良の策略を巡らせた出涸らし皇子の希望の声が戦場に鳴り響く!「俺もアードラーだからな。教えてやる、アードラーの神髄を」双黒の皇子と反逆者の兄。帝都から続く長い反乱の果てに、北の大地にて勝ち名乗りを挙げるのはどちらかー。最強皇子による縦横無尽の暗躍ファンタジー、決着の12巻!
ツクヨミ学園ダンジョン六十層の最速攻略に挑む瀧音。既プレイ知識とストールの新たな能力で前人未到の快挙も余裕!一方、そんな瀧音との実力差に悩む『マジエク』メインヒロインの一人カトリナ。力を求めダンジョンに潜り続ける彼女だったが、突如現れた魔族の口から語られる自身の出生の秘密と封印された力に心惹かれー。「人間の味方をした上位の魔族、貴方のお父様によって力が封印されているのです」人間と魔族、その狭間で揺れながらも闇へと堕ちてしまったカトリナを救うため瀧音はダンジョンに挑むが、救出メンバーには魔族を敵対視している法国の聖女ステフもいて…!?
「どうしたらアイツは私を好きになってくれると思う?」「清水さんにありがとうって言われた時に可愛く見えたんだ」清水圭と本堂大輝が自分の気持ちの変化に戸惑う中、清水愛に「天文同好会に入部してほしい」とお願いされ、生徒会長の坂田陽介、クール系美少女の瀬戸澪と一緒に活動することに。そんなある日、清水さんが寝ている横で澪に異性の好きな髪型を聞かれた大輝はハーフアップが好みだと答える。すると、翌日清水さんが大輝の好きな髪型で登校してきて…。「普段と違う雰囲気で可愛い」「こ、これくらい普通だろ!!」ヤンキーだけど乙女な清水さんとの青春ラブコメ、第二弾。
無気力な小国の辺境貴族ロイ・ルヴェル。学院では劣等生として、通称『落第貴族』と呼ばれる彼にはとある秘密がある。“剣の国アルビオス王国の守護神、白の剣聖クラウド”“魔法の国ルテティア皇国の守護神、黒の大賢者エクリプス”二大国で称賛される最強の正体は、無能を演じるロイなのだ!家族を守るため正体を隠した各国での暗躍と学院での自由な日々の三重生活、さらには剣聖・賢者を志す学院の美少女たちに興味を持たれ…ロイの規格外な日常と戦いは熾烈を極める!「さっさと守護神やめたいが後継者が現れるまでは世界を守るか」剣魔極めし最強貴族の新たな暗躍ファンタジー、ここに始動!!
勇者は魔王を倒した。同時にー帰らぬ人となった。魔王が倒されてから四年。平穏を手にした王国は亡き勇者を称えるべく、数々の偉業を文献に編纂する事業を立ち上げる。かつて仲間だった剣聖・レオン、聖女・マリア、賢者・ソロンから勇者の過去と冒険話を聞き進めていく中で、全員が勇者の死の真相について言葉を濁す。「何故、勇者は死んだのか?」勇者を殺したのは魔王か、それとも仲間なのか。王国、冒険者たちの業と情が入り混じる群像劇から目が離せないファンタジーミステリ。
「ジン…あなたとの旅はここで終わりよ」幼馴染の“勇者”レキと共にパーティーを組んで魔王討伐を目指し冒険してきたジンは魔王との決戦直前に唐突に別れを告げられた。失意のまま故郷へと帰ったジン。しかし魔王を速攻で倒したパーティーメンバーがジンに次々とプロポーズをしてきてー!?「ジン、小さい頃の約束覚えてる?」「私のこともらうと言ってくれたよな!」「ジンさん赤ちゃんの名前はどうしましょうか?」無自覚に3人と結婚の約束をしていたジンは一夫多妻のハーレムを築くことになっていた!み、皆ちょっと落ち着いてくれ!ハーレム×スローライフファンタジー開幕!
祝『この素晴らしい世界に祝福を!』刊行10周年!!今回のよりみちは、周年にふさわしい話がもりだくさん!!悪魔の角が生えちゃってゆんゆんに討伐されそうなめぐみん、悪役令嬢となってしまったダクネス、バニルの悪どい商売にブチ切れたウィズ。そして、アクアたちに振り回される日常を綴ったカズマの苦労日記などなど豪華タイトル目白押し!!さらに、ラストにはカズマが過去をやり直し、理想の異世界ライフを目指す「我にチートを!」を短編の枠を超えた大ボリュームでお届け!10年経ってもどんちゃん騒ぎは終わらない!全編書き下ろしの完全新作、このすば短編集第3弾!!
夏休みを経て互いに名前で呼び合うようになった春華と新浜。夜電話するほど仲の良い2人だが、まだ関係性は『友達』だ。ある日、春華の誕生日が近いと知った新浜は自分が働いて得たお金でプレゼントを買うべくブックカフェでバイトを始めることに。人手不足、アクシデント、クレーマー対応…培ってきた前世の社畜力が大活躍!「ホワイト企業は本当にあったんだ!」そんな彼の姿を偶然見つけてしまった春華は思わず見惚れてしまってー「私も心一郎君みたいになりたい」後を追うようにバイトに応募してきた春華は新浜を先輩と呼んで…。タイムリープ青春ラブコメ、前世の社畜力大爆発のバイト編!
王子を庇い、“死神”に死の呪いをかけられてしまったフェルマータ。守護聖女は解任、王子からは婚約破棄、王都からも追い出された彼女の前に、黒衣の騎士ヴォルフが現れた。「俺の妻となり、俺の呪いを解き、俺を殺せ」「死ぬ予定が入っているのでお断りします!」彼は“死神”から不死の呪いをかけられており、愛を育むことで互いの呪いが解けるというのだが…?死にたい騎士と生きたい聖女、命懸けの契約結婚はじめます!
男爵令嬢フィーナは亡き父に代わって領地経営に奮闘していた。「立て直し公」こと公爵レオナールの施策を参考にし、国を回る彼をこっそり師と仰いでいた。その彼がついに男爵領を訪れることに!彼の手腕や人柄に触れ、憧れは恋へと変化していき…。しかしフィーナは婿を迎えねばならない身。だから経営の勉強に努めていたのにレオナールはそんな彼女を見て嬉しそうで!?結ばれないはずの距離を大逆転するピュアラブ!
目が覚めると、エレナ・ボールダーの世界はすっかり変わっていた。目の前の美しい子爵・オスカーに「10日後に婚約破棄する」と告げられても、婚約なんてした覚えもない。聞けば、記憶を失う前の自分は、傲慢と悪名高い人物だったらしくー「エレナ、いいところがないですね」「本人である君に同情されるのは複雑なのだが」婚約者として最後の10日間、ふたりの関係は次第に変化していきー記憶喪失から始まる恋物語。
世界最後の希望と言われる薬術師。新米のライラは遠征先で、王城で飼われていた妖人レイルと出会う。その夜、クーデターが勃発!ライラはその最中妖人の魂である魂石で、レイルを支配してしまう。彼を放っておけないライラは、解放する代わりに「対等な存在」として護衛に雇うことに。逃亡の旅でレイルを癒すうち、二人は次第に距離を縮めていくが…?「生きて、ここにいてくれ」命を讃え、運命を唄うファンタジー!
中央に戻り、外廷の医務室勤務になって医官たちの仕事を手伝う猫猫。後輩もでき、新しい部署にも慣れていく。しかし猫猫たちが不在の間に、宮廷では妙な派閥争いが起きつつあった。正しき血統を維持しようとする皇太后派と、新しき流れを作ろうとする皇后派。安氏と玉葉の意思とは裏腹に、周りは次第にきな臭くなっていき、特に若い武官たちの間では、傷害沙汰が繰り返されていた。そんな中、猫猫は姚に頼まれて「名持ち」の一族の会合に参加することになるのだった。
その中年男は、罪を重ねてきた。二度寝、遅刻、居眠り、サボり、深酒、嘘つき、欺瞞、等々。法に触れない範囲で、たくさんの悪事を働いてきた。異世界へと迷い込み、強い力を手に入れてからは、堰を切ったかのようにやりたい放題。盗賊を襲撃して逆に強奪したり、美女の弱みにつけ込んで契約を強要したり、多くの女性を誑し込んだり…。そしてまた、今日も今日とて罪を犯す。現代日本では大罪、ここ異世界では合法。人権無視なのに人助けになることもある、倫理観の違いを象徴するかのような罪。金さえあれば誰でも美女を手に入れられる禁忌の制度。あれこれ理由をつけて中年男は、念願にして禁断の奴隷少女を購入するのであった。
護民官を僭称し、ヘカトンケイルを恐怖で覆ったナバリオーネは獄死した。しかし、ヘカトンケイルは未だ危地のただなかにあった。残桜症ー高い感染力と致死率を持つ疫病が尚もはびこる中で、季節は巡り、冬となった。降りしきる雪と下がり続ける気温が、史上類を見ない厳冬を物語っていた。ピスフィやナバリオーネが予見していた通り、凍れる冬がヘカトンケイルを襲ったのだ。全球規模の寒冷化と未曽有の疫病に苦しめられ、滅亡めがけて転がり落ちていくヘカトンケイルで、康太は自分にできることを探し続ける。釣り糸を垂らして根魚を釣り、おにぐるみの樹液を煮詰め、干潟で青のりを拾い、移民島の畑で大根を引っこ抜き…康太が出した結論とは!?
目的は、盗まれた異世界間転移魔法の設計書を取り戻すことと、後藤の仮の体として使うために等身大の人形を手に入れること。急いでメナエベットへと飛んだカエデたちだが、人形の町と呼ばれるベイスクイットで目当ての人形を見つけるも盗まれてしまい、人形を追ってトタリティへと移動する。トタリティは、盗まれた設計書が持ち去られた場所としてリタチスタが目星をつけていた街であった。しかしリタチスタは設計書が隠匿解除のために別の街へも回されていることを知って危機感を覚え、別行動をしているバロウたちにもそれを知らせるようにカエデに頼んだのだがー。
アランを追ってベイメール王国にやってきたリョウは無事にアランと再会。晴れて恋人同士となった二人は気の向くままにベイメール王国を旅することになった。旅の途中で弱々しい老人だけの山賊に遭遇する。事情を聞くと、どうやら横暴な領主に働き手をとられて畑も耕せず、生活に窮しているということだった。話を聞いたリョウはその農村に手を貸すことに決めて、アランと移住することにした。リョウはとある秘策で村の食料事情を改善し、村人達からは『お嬢』と呼ばれて慕われるようになった。しかし、領主から若者を取り返さない限り村に村未来はない。行く末を心配していると…。
ある日、高熱を出したことで家族に愛され幸せに過ごしていた前世を思い出したソフィア。そのお陰で、現在の自分が家族全員に後回しにされ、虐げられていることに気がついてしまった。現に、婚約者が突然、姉に心変わりをし、婚約をなかったことにしたいと言い出しても、家族は誰も彼を責めないばかりか、姉との仲を祝福する!こんな家族のために生きるのはもうやめようと、ソフィアは今まで「淑女らしくないから」と隠していた剣術の才能を使って独立しようと決意する。そんな彼女を唯一、幼馴染の花屋のアルだけが応援してくれてー!?
伯爵令嬢のミリアベルは、婚約者のベスタと貴重な聖魔法の使い手であり「奇跡の乙女」と呼ばれるティアラが、肩を寄せ合って暗がりに姿を消すのを目撃した。さらに次の日、ベスタに冤罪をかけられ、理不尽に婚約破棄されてしまう。愛する人に裏切られ、失意の日々を送るミリアベルだったが、なんと聖魔法の才能が開花し、公爵家のノルトの下に身を寄せることに。ノルトの優しさに触れ、自信を取り戻したミリアベルはベスタに引導を渡しに行く。一方その頃、国では魔獣が大量発生しており、聖魔法の使い手は討伐への同行を要請されるがー?愛と陰謀が渦巻く、重厚な異世界ファンタジーの開幕!
柔弱な第三王子フレディの婚約者としても、父にないがしろにされる侯爵令嬢としても、幼い頃から苦労してきたリーファ。彼女が心安らげるのは、学園の男性教師ラーシュの手伝いをしながら穏やかに過ごす時くらいだった。そんなある日、リーファは父から義姉がフレディの子を身ごもったため婚約を解消して卒業後は修道院へ入るよう通達される。そのつもりでいたリーファだったが、ラーシュへもそのことを伝えると彼の態度が豹変!なんと学園内のカフェテリアでうたた寝をしていた最中、突然キスされ「俺のものになれ」と言われてしまう。しかも、ラーシュの正体は実は王弟という話で…!?