キミの青春、私のキスはいらないの?2
『ねえ、黒木は私とどうなりたいの?』日野との関係性を変えたい、と思う。でも俺は具体的に彼女とどうなりたいのかわからない。日野が音楽を諦めていることに、なにも言えない俺は…『キスをすれば、変われるのだろうか?』悶々と悩む日々、文化祭が迫るなか突然、軽音部の阿部から彼が結成したバンドを手伝ってくれと依頼される。しかも「一緒に日野を文化祭のステージに引っ張り出そう」なんて話になって…。青春という奇病に悩む拗らせ者たちが、華やかな文化祭の舞台で、陰で。本音を歌詞に託して、気持ちをメロディに乗せてー今、叫び声を上げる。
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キミの青春、私のキスはいらないの?(1)キミの青春、私のキスはいらないの?(1)
ー高校生にもなってキスしたことないって病気じゃない?完璧主義者を自負し、医師を志す俺、黒木光太郎は苦悩していた。そんなときに出会ったのは「誰とでもキスする女」と噂される同級生の日野小雪。「ね、勝負のルールなんだけど、チューしたくなったら負けってのはどう?」「な!?キスなんて不要だ!」「あはは、黒木ウケるーで、する?」誰がお前なんかと!と思いつつ。俺は目が離せなかった。俺にないものを持っているはずのこいつが、なんで時折、寂しそうに笑うんだろうか。「普通じゃない」ことに苦悩する、すべての拗らせ者たちに処方する原点回帰の青春ラブコメ! 2021/06/10 発売