屠竜の剣(4)
カシャフ川に巣喰う、恐るべき竜-アジ・ダッハークを殪すため、南へ旅する辰治たち。そんな一行の命綱ともいうべき駱駝が、何者かによって襲われた。敵の正体は、砂漠に棲む醜怪な化け蟹。苦戦の末、辛くもこの蟹を撃退した辰治たちだったが、そんな彼らを次々と新たなる敵が待ち受ける。果たして、屠竜の剣を持たない辰治に勝算はあるのか-。白熱のシリーズ第4弾。
関連ラノベ
屠竜の剣(1)屠竜の剣(1)
竜珠を手にしたものが、帝位につく-。紅巾の乱で大揺れの元の末期、中国大陸ではひとつの伝説が甦り、次代の帝位を狙う群雄たちはこぞって屠竜の剣と、それをよく遣う人とを求めていた。紅巾賊の首領・朱元璋の命で竜珠入手の任についた水軍提督・李海は、自分と刃を交えた倭寇の少年、辰治に強く魅かれるものを感じていた。伝説にいう竜を殪す倭人とは、この少年ではないかと。 1993/07/31 発売
屠竜の剣(2)屠竜の剣(2)
竜を殪す。その大いなる野望を胸に摩羯羅の船で南海に乗り出した辰治のもとに、梁山泊の英傑の子孫たちが次々と結集した。快く屠竜の剣を辰治に託した李海や花雄をはじめ、妖術師・公孫謙や女郎蜘蛛芙蓉など、その顔触れはきわめて多彩である。その中には新たに仲間に加わった白麗という謎の美少女の姿もあった。周囲の期待を一身に受けて、辰治は東海竜王の棲む蓬莱島に突き進む。 1993/11/30 発売