1988年8月発売
独逸亭-ドイツていの秘密、知ってる?日本じゅうで1番おいしい手造りソーセージの店なんだけど、造って売るまで、すべて、“女”でやってるの!わたし・高校生の奈津、姉、母、祖母の4人で、です。なぜかというと、祖父、父、兄がなんと!金を探しに山の中をうろつきまわっているからなの。で、何ヵ月も帰ってこない男たちが、明日、もどってくるんだって。かってすぎるわよ!わたしたち、もう、恋人だっているのに!
ミナト夜9時、ヒロイン登場…かな!?おいしいラーメンと、キョーフの事件と。いっしょに、彼はやってきた。友だちだって、恋はライバル。委員長にもマドンナにも、まけられない!ヒロインは、あたしよね、愛しのゆーさん!?
小さな頃からお世話になっている石見家の、ひとり息子の、貴志さん…、24歳から、あたし、雨宮結花は、プロポーズされてる。なのに、あたしの心は、街で出会ったばかりの男のコ、18歳の藤丸クンに、強く強く、引かれはじめても、いる。恋って、愛するって、幸せって、なに?16歳、高2の結花が、生まれてはじめて真剣に考えて、悩んで、迷って。ようやく見つけた、ほんとうに好きな人は…?!
あたし、白鳥麻央。飛行機事故で、パパとママを亡してしまったけれど、北海道の陽子叔母さんたちのおかげで、すっかり、牧場の子になりきってま〜す。そして、今は、道内では有名な、道立夢ケ丘高校の1年生なんだ。夏休みを目前に、あたしのハートは、ルンルンなの。だって、大好きなばあやに、1年半ぶりに会えるんだもん。わかるでしょ!!ところが、ショッキングな事件が、次々に襲ってくるなんて、もう、あんまりだわ…。
その、まるで夢みたいな冒険は、ある夏の日の昼下がりに、突然に始まったの。あたし、工藤由香、都立高校の1年生。友人の敦子ちゃんが、夏休みに軽井沢の別荘に招待してくれたんで、今日は、その打ち合わせ。悪友のサキと一緒に、明治神宮の公園の芝生で、小林クンを待っているところ。その時、なんだかいい薫りが…。その、一瞬のいい薫りが、あたしたちを冒険へと誘う招待状だったんだ。
ボク、松尾瑠美。希望の星女子高の1年生。学園祭のために、肌寒いマン研の部屋で、地味に作業をしてると、いきなり、頭に金色の環をはめた男の子が駆けこんできたんだ。後を追つてきたらしい、イジワルそうな年増女をやりすごして、訊いてみると、この男の子、名前はゼピュロスといい、修業中の吟遊詩人で、別の世界からやってきたという。とりあえず、ボクの家に居候することになったけど、これから、どうなるんだろう…。