1988年発売
あたし、佐久間美里。高1。『バラ組探偵局』の所長さんをやっているパパと2人暮らしなの。のんびりやのパパに代わって、今、BFの和也と親友のトンコと一緒に、『バラ組探偵局』の宣伝のために、ビラを配っているところ。その時、褐色の肌の可愛い女の子が、あたしの顔をジッと見つめていったんだ。「お姉ちゃんを捜してくれんですか?」その子は、桑島あゆみちゃん。沖縄から、家出したお姉さんを捜しにきたんだって…。
ソヴィエト大使館のほど近く、元総会屋で闇情報誌の編集長が経営するバァ-その名も〈もぐり酒場〉。いかにもヤバそうなこの店の常連たちが拾ってくるのはトラブルばかり。輸入したウイスキーはミサイルに化け、純な“プロレス者”は占領軍の秘密資金ネタに首を突っこんだ。ヤクザの組長の一人娘の家出騒ぎは誘拐事件になっちまい、皇居外周グランプリ・レースにゃ銀行強盗の逃走車が飛び入りして…。連作スラプスティック・コメディ。
横浜へクルーズ中の動く海上都市“クイーン・エリザベス2世号”が、アメリカ海軍の元軍人たちに乗取られた。さらに彼らは、ソ連の最新鋭戦略原潜“レニングラード”と洋上で会合し、核魚雷の弾頭をQE2へと移す。与党ナンバー2の政治家、米国大統領令嬢夫妻らを乗せた豪華客船と、240発の核を搭載した大型原潜。東京湾へと近づく両艦に対し、米軍グリーンベレーと海上自衛隊対潜哨戒機P-3C部隊による攻撃が命令された…。
QE2乗取り呼応して、ソ連のバルト三国で民族主義者が組織的に峰起した。東京とQE2を人質に、核ミサイルの目標をソ連へと変更する横浜沖の原潜“レニングラード”。ソ連は米軍機に擬装したスホーイ-25を東京上空に浸入させるが、乗取り犯から情報を得た航空自衛隊のF-15に迎撃される。たび重なる情報漏れに疑心暗鬼となる米ソ首脳、そして両国情報機関。日本は海上自衛隊潜水艦“ゆきしお”の大胆な作戦にかけるが…。
一年前の夏、海から貴族が上がって来た夜に浜辺で拾った“珠”は、辺境の最北の漁村に住む姉妹の想像を遥かに超えた価値を持つものらしかった。姉の使いで、珠を売りにウーリンが町に出た時、珠を眼にした者は例外なく、あらゆる手段を用いてそれを奪い取ろうとするのだ。一度は危機を通りがかりのDに救われたものの、ウーリンはクローネンベルクの町の顔役ギリガンに、珠の由来を問いつめられた挙句、無残に殺されてしまった。死の間際の少女の願いで、Dは珠を持って少女の村フローレンスに向かった。壮大なスケールで迫る〈吸血鬼ハンター〉シリーズ最新刊、全2巻で登場。
わたしは超怪力の持ち主。でも17歳の女のコに、そんなもんあっちゃ困る。乙女のイメージが台無しになってしまう。神様に思いきり文句をいいたい。-どうしてわたしだけ、人にいえないようなバカ力なわけ?普通の女の子でいるため苦労してきたわたしなのに、その秘密を偶然、ひ弱な男の学生に知られてしまったのだ。
わたし、水晶球占いの担当の佐野和歌子。占星術のメグと、タロット占いに強いノッコの三人で、学園の占い研究会をやってます。今日、水晶球を見に行った店に強盗が入り、銃でおどして宝石を奪って逃げたの!買ったばかりの水晶球も持っていかれた。ハンサムな森川君といっしょに犯人探しに乗りだしたのはいいんだけど、森川君、わたしの心に気づいてないみたい。事件も気がかりだけど、わたしの恋、占ってみては、いけない?
ボク-冴木しのぶ。17歳。高校2年生。ボクっていっても、れっきとした女の子。両親は海外赴任してるので、民間の考古学研究者としてはけっこう有名なおじいちゃん-冴木権左衛門と二人暮らしなんだ。ある日、学校に、“従兄”と称する美形が、尋ねてきたんだ。名前は神無月恭一郎。そして、帽子屋という人まで現れて…。どうも、みんな、おじいちゃんが持っている『ソロモンの鍵』を狙ってるらしいんだ…。
あたし、白鳥麻央。パパとママを奪ってしまったあの飛行機事故から、はや二年。ばあやもガンで、パパとママの所にいってしまったけれど、メソメソなんてしていられない。ステキな健太郎とかわいいポーラスターのためにも、ますます頑張らなくちゃ!ところが、突然、ロンドンに双子の兄さんがいることを聞かされ、大ショック!夏休みに、一人で兄さんを訪ねるのだけど、もう、ハートが張り裂けちゃいそうです…。
松本菜摘、フツーの高校一年生。わたしの優しいカレ、藤井ヨージ、今をときめくスーパーアイドル。ヨージ、歌手の近藤ルミとの噂、ウソでしょ?信じて、いいよネ!
信州にある、古い小さな、ノスタルジックな叙情をそそられる街。それが狭霧町…。森木由美は、その狭霧町の、その名も狭霧学園高等部に通う、ロマンチストの女の子。福永和哉は、そんな由美に、ほのかな想いをよせ続けている、優しい同級生。その平和な学園に、一人の転校生が…。気になる瞳の彼の名は、野々村良。そして、良を追いかけてきたかのように、奇怪な事件が、次々に起きるのだった…。
海ぞいの道は、南からの風。鮮やかなウエア、すらりと伸びた脚がひた走る。それガ、道介だった。私、沓子の視線は、それからずっと彼にクギづけ。ところが、外国育ちでカッコいい彼に、女の子たちが黙ってるわけない。美人の明世は、色っぽく迫るし、秀才めぐみもチエをしぼってアプローチ、とくれば、人マネだけが得意の私じゃ、出番がない!彼の才能も、秘密トレーニングも、知っているのは私だけなのに。どうるすの、沓子!
あまーい囁きは恋人同士なら大歓迎。でも誘惑の悪魔として名高いメフィストの囁きはキケン・キケン!女の子のハートを踏みにじる恋愛ドロボーの被害続出。それもなぜか劇団「キャスト」のメンバーばかり。高校生の夕香にも魔の手は伸びて「もうっ許せない!」恋人の万里くんと二人三脚。メフィストこらしめ作戦実行開始。テキは見事にひっかかり、バンザイ三唱するつもりが、やっぱり意外な落とし穴!ホントの悪魔は、いったい誰?
人気スターのロジャーは人を笑わせることにかけてはどんなときでも、労を惜しまない生来のエンターテナーだ。ロジャーが「おたずね者」として追われる身になったとき、かれはまよわずエディのもとにかけこんだ。私立探偵エディはむりやりトゥーンのうさぎと二人三脚をくまされた…。ロバート・ゼメキス監督作品「ロジャー・ラビット」のノベライゼーション。
あたし、白鳥麻央。17歳。パパとママとばあやは亡くなってしまったけれど、天国からいつも見守っていてくれていると思って、北海道の叔母さん家で、今日まで頑張ってきたの。そしたらね、ロンドンに双子の兄さんがいたのよ。驚きでしょ。麻代兄さんっていって、ハンサムで優しくて、とっても頼りになるの。そんなある日、ロンドンで兄さんと再会できることに!でも目的は早苗ちゃんの足の手術。なんだか、気が重いんだ…。
今度の事件は、クリスマス間近の土曜日に、悪友のサキからの電話で始まったんだ。あたし、工藤由香と、サキ、そして小林クンは、都立高校の1年生で、しかも、なんと三つの事件を解決しちゃった名探偵?なのです。事件というのは、サキが通っている絵画教室から、青いオウムが盗まれたこと…。
あたし、佐久間美里。『バラ組探偵局』の所長さんをやっているパパと二人暮らしなの。いま、BFの和也とデートの帰り道。もう少しロマンチックしていたい気分だったのに、「おねえちゃん、ケンタをひき逃げした犯人、見つけてよお」という男の子の声であま〜いムードも、そこでプッツン。それどころか、結果的に、殺人事件にまきこまれることに…。
あたし美穂、高校2年生。恐怖のバビブベボ人間。つまりね、バカ・ビン・ブス・ベンピ・ボーチョーの典型的フツー娘。そんなあたしに超能力があった。大好きなバスケ部のキャプテン早川くんから声かけられるし、試験問題予知できたり、そして宝くじが当たったり…ぜーんぶ念じるだけでOKなのよ!もしかして女の子はみーんな恋の超能力者かもね。バビブベボ娘、がんばって!!恋もテストも恐くなくなる学園ラブアフェアー!