1990年2月発売
マユコです。内気で本好きの私には、ひとつ秘密があるんです。それは、大人顔負けの少年名探偵「セディ=エルロ」になれること-素敵なダンと出会ったのもそのおかげなの。さて、今回の事件は、海の匂いがする金髪の美女が城に現われて村を滅ぼす、という、ちょっと怖い人魚伝説のある地方が舞台です。城の中の人たちが次々殺されてしまう事件を探っていたダンが、城の奥の迷宮に閉じこめられてしまったの。セディの出番よネッ!
さあ、たいへん!忍、二重の大ピンチ!「松前高志刑事の恋人を殺してやる」と脅す悪い男が現われた。刑務所暮らしの間、奥さんに逃げられた腹いせに、自分を逮捕した刑事を苦しめようというのだ。なんて卑怯なヤツ!忍に心配させないために、ひとりで解決しようとする高志。一方、そうとは知らない忍は、彼のアパートに転がりこんできた女性のことで大ショック。バラバラのふたりじゃ、悪いヤツらの思うツボ!あやうし、忍!
今日はバレンタイン・デー。しかも楽しいスキー合宿。とっておきのチョコで、彼と想い出づくり-のはずだったのに、聖マリアのキミたち3人組は、荒れ狂う猛吹雪の中、決死の行動を続けていた。呪われた山小屋から脱出して。雪女にさらわれたかのように、人が消えてしまったのだ。だけどこのままじゃ、イイ男も、雪の女王コンテストも、彼との素敵なひとときも、みーんな吹き飛びされたまんま!私たちの2・14をとりもどさなきゃ!
町の北にある三角山。“魔の山”っていうウワサもあるけど、ほんとは、古代の遺跡があるらしい。わたし、森尾亜由子が友だちと春休みに山で奇妙な刀を発見したために、知りあった人たちが行方不明になったり、刺されたりして死んでいきます。ハンサムな池上さんに守られて不思議な事件の謎を解こうとすると、わたしにも、“魔の手”が!
「ハロー!マイ・ネイム・ユイ」明治維新直前の江戸の町。私、有衣は洋学塾の娘で、ただいま英語の特訓中なのです。えへん。ところが急に江戸城からお召しがあったの。和宮さまの侍女になれって。大奥って、オバタリアンたちがいがみあってて、恋もできない。もうっ、世の中すごい勢いで変わってるときなのに!
あたし、村上明日香。あたしが、安田センセのところでバイト中に、亜矢香姉ちゃんから、電話が入ったの。「ママが…、ママが…、大変なの!!」病院に着くと、亜矢香姉ちゃんと沙也香と絵里香が、そわそわしながら病室の前に立ち尽くしている。しばらくして、パパも到着した。ママは、「それじゃあ、ちょっといってくるわね」と、買い物にでも出かけるような気軽さでいって、集中治療室へと入っていったの…。
あたし、森下こよみ。私立G学園の高校1年生。こよみは漢字で書くと、カレンダーの暦。よくヘンな名前っていわれるけど、自分では、この名前がけっこう気にいっている。只野龍之介は、あたしの幼なじみ。クラスは別だけど、同じG学園の1年生。わりとドジでウブ、そして呑気なヤツなんだ。そして、この物語のもうひとりの主人公が、2年生の橋谷さん。すごくカッコよくて、全校の女の子の憧れのまとなんだけど、じつは…。
辛、小川真美。16歳の普通の私立女子高生。私の初恋の思い出は、この小さな巾着袋の中に入っている。それは、学生服の金ボタン。今から2年前、3年生の卒業式の日に、片想いの山根達也さんからもらったの。でも、自分からはいいだせなくて、バレー部の先輩に、卒業式の前日、部室で頼みこんだの。それ以来、山根さんとは一度も会っていない。ところが、チケットを買いにいったプレイガイドで、偶然、山根さんと再会して…。
あたし、親友の実加ちゃんのカレのこと、好きになっちゃったみたいなの。しかも、そのカレッていうのは、ディスコの黒服なんだ。いったい、どうすればいいんだろう…。あたし、高橋みき。高校2年。ドジばっかりで、実加ちゃんには、いつも世話かけてるの。こんなあたしでも、いちおうつき合ってることになってる人がいるんだ。同級生のトオル…。だけど、なんか違うの。ものたりないの。あたし、もっと、熱い恋がしたい…。