1999年3月発売
香港の陰の実力者・カイの家で、マフィアに襲われたミキとゆーさん。救いにきた紅さんは「ゆーさんの母は生きている」と告げた。両親の店の火事、孤児となった日々…ゆーさんの謎と記憶の空白は、埋まるのか!?一方、マフィアに捕らわれたままのカイ。周囲の反対を押し切り、カイを助けにいくゆーさんと、彼についていく覚悟を固めたミキ。さらに、よしのとメグも加わって…。「とラブるトリオ」感動のフィナーレ。
「ひとつぶのガムで、思いどおりに変身!!」なんて、あやしいキャッチ・コピーにだまされてはいけません。だって、ここは、アリスを誘拐した“変身の国”なんだから。ほら、あっというまに、タカシは桃太郎に、ひろみは悟空に、トシオは黄門さまに、そしてゆかりは、なんと印籠になってしまった!これじゃ、アリスは、いったいなにに…。急げ!早くしないと、もう元に戻れない。
面倒臭がり屋のシャノンといつも幸せ顔のラクウェル。2人には血の繋がらない妹・パシフィカがいた。パシフィカは、黙っていれば可愛いが、口を開けば憎まれ口ばかりの女の子だ。3人は兄姉妹としてそれなりに平和で呑気な日々を送っていた。しかし、彼らの静かな日常は父の死で一変する。パシフィカが刺客に襲われたのだ。いったい何故?彼女にどんな秘密が隠されているというのか。シャノンとラクウェルは、大切な妹を守るため、刺客と戦う決意をするがー。「ドラゴンズ・ウィル」でデビューした榊一郎が描く、新たなハートフルファンタジー、ここに開幕。
かつての情報都市アストリアでネットワーク上の鉱脈からデータを発掘して売り捌いていたMKは、軍関係の鉱脈の奥深くで偶然VALERIAというファイルを発見した。しかしこのアクセスをきっかけに殺人容疑で追われる羽目に-訳も分からず逃走するMKの前にヴァレリアと名乗る美女が現れて!?近未来を予言するSFの傑作が蘇る。
己の血統に頼り特権を振りかざし、島人を蔑む支配階級を相手取り、ケアルは差別の壁に挑み続けていた。しかし、長年に亙り慣習となり果てた民人たちの意識改革は難題だった。反対派を煽り兄ミリオが反旗を翻す。息つく暇もなくデルマリナからは都市が壊滅状態という報が-恐慌を来すハイランドの民を前に運命をかけたケアルの決断とは。