2001年3月発売
「え…えええええええええっ!」「ば、馬鹿なー」弥生三日の雛祭りー男所帯ながら、ちらし寿司などを愉しく食していた天本と敏生は、その夜、テレビのニュースに目をむいた。京都で、平安装束の謎の男が、刀で通行人を傷つけ、行方を晦ましたというのである。が、その男の顔はまぎれもなく、「たっ、龍村さん…!」-それが思いがけぬ事件の発端であった。
“七つのオーブを集めよ。さすれば虹の門が開かれん。”この謎めいた言葉と、1枚の地図。それが、わたしたちに与えられたすべてだった。-なーんて。でもでも、すごいでしょ。まるでほんとのクエストみたい!何せレベル18の冒険者だって解けなかったといわれる、いわくつきのクエストなんだよ。もうやるっきゃないって感じで、わたしたちー6人と1匹のパーティは、地図にある“最初の場所”を目指したわけ。ところが、とんでもないことが…!?パステルたちの新しい冒険、エピソード2もますます目の離せない展開に!!
新設された獣の牙ベルディア砦の団長に就任した、鬣の民の承認者リュース。彼のもとに、配下の傭兵たちからある報告がもたらされる。手練の傭兵たちの無残で不可解な死。そして、おぼろげに浮かび上がる驚愕すべき事実ー。ベルディアの密林に広がる、不吉な暗運の予兆。それは同時に、変わりつつあるクリスタニアの未来をも揺るがしかねない重大事。砦の運営という重責を担う者として、リュースや幹部連が砦を空けることはままならぬ。歯がみしつつ聞く、信ずべき仲間たちのもたらす情報は、いったいどんな結論を導きだすのか…。気鋭の作家陣が織りなす、『傭兵伝説クリスタニア』連作の導入章。
電撃hpに一挙掲載され、読者人気第1位を獲得した『時空のクロス・ロード』のシリーズ第2弾。「あんたって、自分の運が悪いくせに、自分より不幸な人を見ると一生懸命になっちゃうのよねえ…」。親友も嘆くほど、運に見放された少女・朝霧夏実。ある日、そんな彼女の前に謎の爺さんが現れる。「わしは、お前さんの不運を幸運に変える事ができる。どうする?やってみるかね」。爺さんから渡された不思議な装置。そのスイッチを押した夏実が辿りついたのは崩壊した東京だった。「こんなめちゃくちゃな世界で…一体どこが幸運だっていうのよ!」。当惑する夏実。だがそこで、彼女は忘れられない夏を体験する事になるー。
“七つのオーブを集めよ。さすれば虹の門が開かれん。”この謎めいた言葉と、1枚の地図。それが、わたしたちに与えられたすべてだった。-なーんて。でもでも、すごいでしょ。まるでほんとのクエストみたい!何せレベル18の冒険者だって解けなかったといわれる、いわくつきのクエストなんだよ。もうやるっきゃないって感じで、わたしたちー6人と1匹のパーティは、地図にある“最初の場所”を目指したわけ。ところが、とんでもないことが…!?パステルたちの新しい冒険、エピソード2もますます目の離せない展開に。
西暦二三〇〇年、地球をはるか一五〇〇光年離れたヘンリエッタ星域は、惑星国家間で戦闘状態にあった。強大な軍事国家“王国”を打倒するため、惑星国家キビの防衛大学士官候補生たちは、降伏した政府に代わって、就航直前の宇宙戦闘艦を購入し、宇宙の大海へと乗り出してゆく。その購入代金と運用費用を捻出するため、彼らは、宇宙規模のTVネットワークと契約するのであった。かくして、宇宙空間での戦闘を全世界にライブ放送するという専門チャンネルが誕生する。前代未聞の出来事に、全世界の世論は大きく揺れはじめる…水野良が挑むスペースファンタジーの新境地、待望の新シリーズここに開幕。
大英図書館で司書として働くウェンディ・イアハート、19歳。同僚のカレンとともに、特殊工作部の要員の募集に申し込んでいた。そんな中、クライブ・カッスラーの『風の止まる庭』の生原稿が、何者かによって偽者とすりかえられてしまった!カレンはなんと、自ら原稿を捜すと言い出す。ジョーカーは、ウェンディにも原稿の捜索を命ずるが…!?ウェンディ、読子、ねねねを主人公にした、一冊の本をめぐるスリーサイドオムニバス。
暗黒の島マーモー若くして新公王となったスパークは、島を支配する“闇”に、秩序の“光”をもたらすべく、跳梁する魔獣との戦いを続けていた。だが、マーモの闇は深い。ベルト皇帝時代の復活を望む新生マーモ帝国は、その闇の中で、ひそかに新たな戦力を整えていたのだ。そして、今しもスパークがロードス歴訪の旅に出発しようとした時、魔帝国はその真の姿を現わした!圧倒的なスケールとパワーでおくる、ファンタジー巨編。
クラムジーが消えた!-なんでもどこでも運ぶのがモットーの、汎銀河郵便局の二人組、イル&クラムジーが今回訪れたのは、楽園もかくやというリーサック星系。そこは遺伝子工学を駆使した絢爛豪華かつ支離滅裂な、巨大なゲーム盤であった。いつしかゲーム参加者となっていた彼らが遭遇するのは、奇妙なやつらに、奇妙なできごと。そして、いつしか離ればなれに…。相棒探しに奔走するイル・コンシーヴドの胸を、説明しがたい気持ちがよぎる-これは、もしかして愛?スペース・コメディー第二巻。