2001年4月20日発売
紅き魔導士の飛翔紅き魔導士の飛翔
暗黒の千年期の後、人類領宙の実質的支配者は、超空間航法とそれを操る航導士を独占する「企業」だった。ファンダル星系に海賊撲滅のため派遣された、連邦警察捜査官クレイは、海賊の本拠地発見の情報にフリーのソーサラーを雇うが、彼女こそ正体不明の伝説のソーサラー「JAC」だった。しかし、彼女の協力のもと海賊を追うクレイの前には、不気味な「企業」の影が見え隠れし始める。著者渾身のスペース・アクション・ロマン開幕。
ふわふわの泉ふわふわの泉
浜松西高校化学部部長、浅倉泉のモットーは、“楽に生きたい”。文化祭を目前に控えた泉は、ただ一人の部員保科昶と展示物質を生成する化学実験を行なっていた。だが、その時、学校に雷が直撃!実験が失敗したと落胆する泉の目前には、空気中に浮かぶシャボン玉のような粒子が生まれていた。ダイヤモンドよりも硬く、空気よりも軽いその物質に泉は“ふわふわ”という名前をつけ、一儲けしようとするのだが…。星雲賞受賞作家がついに登場。
ツミビトのキオクツミビトのキオク
「これは何だ?」“人間のなれの果て”を狩る戦術魔法士レイオット・スタインバーグ。彼が偶然見つけた死体のようなもの。それは明らかに“魔法”で殺されたヒトだった。魔法を使い過ぎた人間が魔族と化す世界で、無闇に魔法を使うことはそれ自体が自殺行為だというのに…。何らかの魔族犯罪組織の動きを感じ取るレイオット。だかしかし、その裏には警察の対魔族戦闘部隊の影が!?真に狩るべき相手は警察なのか?そして彼を追ってくる過去の因縁。魂の拠り所を求めて、レイオットの孤独な闘いは今日も続く。榊一郎のハードボイルド・アクション・ファンタジー第二弾!「俺はまだ絶望すら満足に出来てはいなかった」。
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