2002年6月10日発売
聖創学院大付属高校で一人の少女が自殺した。死んだ彼女の名は雪村月子。彼女は死ぬ前日、“そうじさま”と呼ばれる“儀式”を行っていた。こっくりさんと同じやり方で行うその“儀式”は、学校に棲んでいるという小さな男の子の霊を呼び出すもので、やがて、その“儀式”に誘われて参加していた近藤武巳の周囲にも異変が起こり始めた…!超人気現代ファンタジー第5弾。
西暦二三〇〇年、地球をはるか一五〇〇光年離れた宙域にあるヘンリエッタ星団は、惑星国家間で戦闘状態にあった。強大な軍事国家“王国”を打倒するために、惑星国家キビの防衛大学士官候補生たちは、降伏した政府に代わって就航直前の宇宙戦闘艦を購入し、宇宙の大海へと乗り出してゆく。宇宙戦闘艦“アマテラス”は、銀河ネットワークによる番組放送の効果もあって、一部民間人の支持を得ることができた。後方支援を持たない“アマテラス”の寄港を、惑星シュウ3は受け入れ、熱狂的な歓迎を受けるクルーたち。だが、“王国”は静かに次なる一手を進めていた…。
幽霊を見ることのできる「紫の目」を持った高校生・神野明良は、ある朝、幽霊ばかりが乗った謎のバスに乗ってしまう。乗り合わせた少女・御厨柊美と共に辛くも逃げ延びた明良は、神岡町で連続する謎の殺人事件の被害者の顔が、バスの幽霊たちと一致することを知る。同様の事件が戦後まもなく起きていたこと、その事件を明良の祖父と柊美の祖母らが解決したことを知った明良たちは、謎のバスの正体を探り始めるが…。幽霊を見ることのできる「紫の目」を持つ少年明良と、幽霊に触れることのできる「紫の手」を持つ少女柊美の活躍を描くホラーアクション。
いまどきスケバンやってる奴もいる。長めのスカートがいかしてる、そんな怖い彼女ではあるけれど、ゴミのポイ捨てだけは許せないという、ちょっと変わったお方だった。そのツッパリ少女、倉畑希美恵の前に登場するは、もちろん我らが駒犬銀之介くん。たまたま道に転がっていた空き缶を、たまたまゴミ箱に捨てる銀之介。その姿をたまたま見かけてしまった希美恵。「冴えてない奴」が一転して「奥ゆかしい方」に変わったのだ。今回はツッパリ少女までをときめかせてしまった銀之介。唐子や楓を差し置いて、いきなりスケバンの「おとこ」になってしまうのか?まだまだ続く人気シリーズ第7弾。
占拠された王城で孤立した優緒を救い出すため、青江は単身城内に潜入した。だが、優緒は既に十三亜神エダムザと共謀したアルゴによって捕らえられ、かつてDTを崩壊の危機に陥れた大神降誕の再現は、まさにカウントダウンの時を迎えようとしていた。「諦め」と「希望」、「必殺」と「最強」、そして「奏荷」と「騒荷」-。青江は、相反しながらも互いを補い合うそれらの答えを求め、自分を信じた優緒の元へ向かう。しかしその最中、王城結界内はDTで未だ誰も経験したことのない1000倍加圧の世界となり、ついに言詞塔BABELが大神遺伝詞の抽出を始めた!第8の都市DT、ここに完結。
“悪魔のミカタ”への協力の代償として、舞原姉にデートを申し込むことになった堂島コウ。だが、妹を宇宙人にさらわれたという過去を持つコウをもってしても(?)、気後れしてなかなか舞原姉を誘うことが出来ない。しかも舞原姉の理想は「初めてのデートで、初めてのキス」なのだという。つまりデートのみならずキスもしなければならないわけで、ますます気後れし、にもかかわらず舞原妹からは矢の催促をされ、さんざん思い悩んだコウの結論は!?第8回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞シリーズ第3弾。