2004年11月10日発売
西暦二三〇〇年、地球をはるか一五〇〇光年離れた宙域にあるヘンリエッタ星団は、惑星国家間で戦闘状態にあった。強大な軍事国家“王国”を打倒するために、惑星国家キビの防衛大学士官候補生たちは、降服した政府に代わって就航直前の宇宙戦闘艦を購入し、宇宙の大海原へと乗り出してゆく。惑星シュウでの激闘に続く漂流の末、アマテラスは企業惑星インカにたどり着く。折しも新造戦闘艦が完成したばかりのインカで、ついに連合各国軍との合流を果たしたアマテラス。しかし、ここでも彼らの立場は微妙なものだった。そんな中、なんと王国軍の特殊部隊が民間施設のインカ宇宙港を急襲する…。
機械都市バベルの深層に隠された有機溶媒のプール。その水面を揺らしながら一人の少女が浸っていた。半ば狂気に犯された少女ー。だが、彼女こそが、かつて地球を荒廃に導いた“融合”の能力を持つ“稀存種”だった…。一方、ルナとシオンは作戦行動中、ロイドに捕らわれ、第3稀存種エンダの元に連れていかれる。そして、エンダから驚愕の真実を聞かされることに…。果たして、バベルは7人の“稀存種”を使い何を行おうとしていたのか!?バベルが秘す真の目的とは何か!?次巻完結に向けて、いよいよ物語はクライマックス。
第二王子レージクの起こした内乱を無事に鎮圧した第四王子フェリオと仲間達。敵国タートムの侵攻に備え、新政府の樹立を急ぐが、次の王を巡って第三王子ブラドーとフェリオの間に新たな問題が発生し…!?そんな中、ウィータ神殿の司教カシナートがフォルナム神殿の制圧に向け動き出す。司祭ウルクはフェリオのため、単身その動きを阻止しようとするが…。果たしてウルクの運命は?人気上昇中の異世界SFファンタジー第5弾。
未来王国『崑崙』から、エレメンタル・エンジンが強奪された。犯人は見習い精霊召喚士ヴィヴェカ・蕭。彼女の目的は、愛する流哉を追いかけて、現代の日本にやってくること。しかしヴィヴェカが手に入れた『EE・イントゥリーグ』は、あまりにも危険な能力ゆえに封印された魔剣だった…。一方、天王洲学園の周囲では、赤い髪の女性だけを狙う、謎の変質者が出現。犯人を捕らえるために流哉たちは囮捜査を敢行するのだが…!?未来からやってきたプッツン娘に、サムライ気取りの妄想野郎。おかげで性格きつめの女子高生はますますブチ切れ!?三雲岳斗が贈るノンストップ・アクション・コメディ第2弾。
ティムは過去を捨てた男だが、兄を忘れた事はなかった。ダラスはどうしようもないチンピラだが、妹だけは護りたかった。クリストファーはとてつもない変人だが、なぜか自然を敬っていた。『葡萄酒』は最強最悪の殺し屋だが、マジで婚約者を愛していた。刃物使いたちの死闘に呼び寄せられたキレた奴ら。血の雨が止む時、雲間から覗く陽光を浴びるのは誰だー。
変人科学者として名をはせる祖父の監視を両親から命じられ、祖父宅を訪れた僕ーところが祖父の姿はなく、なぜかそこに住んでいた五人の美少女たちと一緒に暮らすことになり、しかもこの世界は他次元侵略体なるものに侵略を受けているとのことで…。そんなこんなで苦労している僕に向かって祖父宅を管理するエロ人工知能は、『この数日間、風呂も覗かなければ寝込みも襲わない、暗闇に連れ出そうともしなければセクハラの一つもしないとは、こんなことで今後どうやっていくつもりで?』と嘆く始末ー。いったい僕にどうしろと?谷川流が贈る新シリーズスタート。
ヒトクイー人に似、人に紛れ、人を喰らう生物の総称。柴崎倖一はそんなヒトクイの一人である。ある晩、ヒトクイが人間を捕食するところを偶然見てしまった倖一と人間の少女、瞳。二人は口封じのためかヒトクイたちに執拗に狙われる。二人を護衛する「組織」のエージェント双葉は、この一件が単なる目撃者の口封じでないと睨む。それに気付いた倖一は真実を知ろうと決意するのだが…。人間の捕食事件、まったく接点のない倖一と瞳。このミッシングリンクが繋がる時、思いもかけぬ真実が明らかとなる!息つかせぬフルアクションで贈るダーク・ミステリーが登場。