2004年12月20日発売
おい、ちょっと待て!おれはうさぎを拾っただけだぞ。洗ったら人間になったり、月の国のお姫様だったり、そりゃちょっと変わったうさぎだったけど、だからって、それが何で金髪のカツラとフリフリシャツで、花婿修行するはめになるんだ。冗談じゃねぇ!おれは平凡な中学生なんだ。ストイックに男の道を生きるんだ!!たとえ地球が滅びたって、うさ耳の生えた女とつきあえるかーっっ!!ついに開幕!地球規模、奇想天外ハートフルラブコメ。
ユウとアレシュ。古より「現世」の理を揺るがす「世界孔」を閉じることを務めとし、その彼方から現れる外来知性種と、歴史の裏側で戦い血を流し続けた閉鎖師の末裔。そして異形と化し、破綻種と忌避されつつ永遠を生き続けてきた少女と、その存在を憎みながらも、閉鎖師になるしかなかった少年。ふたつの孤独な魂が触れ合うとき、ふたりの前に「氷牙姫」が現れたのは、まさに宿命というべきものだったのだろうー。新鋭が描く「定められた喪失の物語」。
半年前、三月は七日に恋をした。実の妹の七日に。今も消える事のない欲望の炎が燻っている。半年前、七日は三月に恋をした。双子の兄の三月に。未だ自分に触れてくれない事を寂しく思う。次第に募る苛立ちを隠せず、孤立していく三月と、戸惑いながらも小さな幸せをかみ締め、順応していく七日。そんなすれ違いの中、七日がある男子生徒から告白され、その真実を知った三月は思いきった行動にー。不器用な二人が紡ぐ、拙く切ない恋のその後。
…時に、七紋章紀〇〇五年。フォーラ地方の一角に広がる瘴気にまみれた“魔の森”が急速に拡大を始めた。これを阻止すべく、グリューナの王は姫君ティエルに勇者探索の任を与えた。紆余曲折ののち、勇者として認められた小心な少年ヒュウガは病弱な妹のために立ち上がる。だが、この事件の背後で暗躍する者がいることに、まだ誰も気づいてはいなかったー。「セブン=フォートレス」キャンペーンリプレイシリーズ第四弾、ここに堂々の文庫化。
フォーラの地の一角に噴き上がった瘴気の柱。それと共に出現した、冥界の門。滅びが始まる世界ー。事件の背後で暗躍していたのは、かつてラース=フェリアを(プレイヤーキャラクターのくせに)滅ぼそうとした魔導師ファラウスだった。最強最悪の魔王出現の予見と共に、勇者ヒュウガの魂は解放の時を迎える!続編となる「セブン=フォートレスEX」リプレイ「宝玉の七勇者」も完全収録し、「フォーラの森砦」はここに完結する。