2004年4月25日発売
妖説源氏物語(2)妖説源氏物語(2)
自分は真に光源氏の子なのか-悩む薫中将。ただひたすら、光源氏ように生きたい-憧れる匂宮 華麗なる「源氏物語」の世界を舞い続ける、ふたりの殿上人。あたかも、光源氏の幻影を追うが如く…。だが、雅なるこの平安世界にも、闇は在る。人の欲、すなわち業…それらを呑み込み現れる魑魅魍魎。陰陽師・白鴎ら仲間たちの力を借り、闇に挑む薫と匂宮だが…。絢爛にして摩訶不思議な世界-。「妖説 源氏物語」、第二幕。
音程は哀しく、射程は遠く音程は哀しく、射程は遠く
「思い出したんだ。昔の感覚。俺が持つのはライフルじゃなかったはずなんだ」女好きで、酒好きで、下品なジョークばかりいって。でも、宗介にとっては頼りになる相棒、クルツ。“ミスリル”の休暇で東京へきたクルツが、そこで出会ったのは中学時代にただひとり心を開いた音楽教師だった。彼女との再会ーそれが遠い昔、夢中になってかき鳴らしたギターの音色をクルツの中に甦らせた。「もしかしたら。まだ戻れるかもしれないから…」彼女のために、クルツは一夜だけのライブを決行するが!?表題作「音程は哀しく、射程は遠く」、テッサの留学話第二弾「女神の来日(温泉編)」など。いつもは“ミスリル”でハードな戦闘を繰り広げるメンバーが、短編集特別編で大活躍。
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