2005年5月10日発売
リリアは、幼なじみであるトレイズと夏休みを利用して旅に出る。たまたま乗った遊覧水上飛行で、二人は湖に不時着している飛行機を発見し、助けるために近づく。しかし、相手のパイロットから発砲されてリリア達が乗っている飛行機のパイロットが死んでしまう。理由もわからないまま二人は数機の飛行機に追われることとなる。彼らが知らずに巻き込まれた事件とはー!?リリアとトレイズに忍び寄る影の正体はー!?時雨沢恵一&黒星紅白が贈る書き下ろし長編。“そして二人は旅行に行った”完結編。
苦戦の末、ついに闇魔に乗っ取られた金の森を救ったデュアン一行。その功績を聞き及んだロンザ国王の招きに従い、王都ロミリアへ。そこでデュアンを待っていたものとは…?また、その一方、デュアンたちと離れたオルバは、恩師アルフレック、謎の僧侶ズーニョとともに、見るも無惨に変わり果てた村へと足を踏み入れていた…。後世「伝説の勇者」と呼ばれるひよっこ戦士デュアンが、迷いながらも自らの道を求め、歩み始める新章がいよいよスタートする。
鎖の音がする。高校受験やら恋愛だかで辛苦を味わっている奴らを縛る、鎖の音。世界という濁流の中に流れる様々な情報で、張りぼてでしかない見てくれを形成し、それを正解だと信じ切っている奴らを縛る、鎖の音。-がちゃがちゃ、がちゃがちゃ。その音から逃げ出したくて、俺はー。電撃が贈る衝撃の問題作、登場。
ー来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。それはまるで、真っ白い花のようー。白い少女が振り返ると其処は、灰色の街でした。迷い人の園。虚無と現実の果て。少女を呼ぶ声。白い花を呼ぶ音。-来たれ、白き花よ。永久に枯れぬ花よ。-見付けておくれ。-この、散りゆく花の音を。そして白い少女は扉を開き、枯れ逝く花の声を聴いたのです。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
ヨーロッパで錬とフィアが「世界樹」事件に巻き込まれようとしている頃、祐一、ディー、セラの三人は、「賢人会議」の手がかりを求め、崩壊したシティ・メルボルン跡地の地下都市に潜入していた。一方父の旧友からの依頼で、同じくメルボルンを訪れた錬の兄姉・真昼と月夜は、サクラという少女と引き合わされる。ただシティを存続するためだけに生み出され死んでゆく魔法士の子供達を救うため、シティに闘いを挑むサクラー彼女こそアルフレッド・ウィッテンが生み出した最後の魔法士、そしてもう一人の『元型なる悪魔使い』だったー。
こんにちは白鳥愛です。あいかわらず、私の大好きな光君は、7人の悪魔の女の子たちに誘惑されています。くすん。“罪”がどうとか、“堕落”がどうとか、ぶっそうなお話ばかりしています。そんな彼女たちから光君を救うため、早く私が“契り”を交わさないといけないのですが…。え?“契り”ってなんだ、ですって?そ…それは、え、ええと…や、やっぱりいえませんっ!!はい?かわりにこれをいえって?ええと…『アクマな女の子たちの甘美系誘惑ラブコメディ第2弾ですっ』。
草萌える春、二人の姫は向き合う。一人は七宮カセンの空澄姫、一人は三宮ナツメの常磐姫。望もうと望むまいと、かつて琥珀色の姫が舞った桜の下を目指し、歩み始める二人の姫。幼き姫は世界のかたちを探って、武門の姫は祖国を護るために。それは息吹溢れる季節の中、互いの群臣達の思惑を背負った、僅かな交差の出来事。それは、桜帰る春。風に舞う花弁のように、それぞれの姫装束が揺れ動く、新たなる日々。空姫の物語が、七姫の物語へと紡ぎ合わされる道のり。第9回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作、待望の第3弾。
「やつらの狙いはグレンダランだ!」完全に虚をつかれた西域国に激震が走る。智将シンルー率いる数千の部隊の奇襲に対し、六三三銃士隊は二〇〇名のみ。援軍の到着を信じ、ケリンは常識破りの破天荒な戦いで、敵を足止めする。一方、王都デメララでは苦悩するカルタがいた。このままケリンたちを見捨ててしまうのか?グレンダランを押さえられれば、この戦いは負けたも同然なのに…。意を決したカルタは、ケリンの父クローブとともに、奇策に打って出る。大陸で最も熱い場所、グレンダランを巡り、意地と信念が激突する!銃と硝煙の戦記、ついにクライマックスへ。
春を迎えている吉村護です。生徒会長の卒業が間近に迫っていて、なんだか寂しい気持ちばかりです。絢子さんにも心配ばかりかけてしまい…。おかげで映画に誘ってもらえたりして、えへへ。でも、今までお世話になった分、明るく笑顔でお送りしたいと、生徒会長のために色々な企画を考えているのですがー。あれ、なんか最近エメレンツィアが僕のことをよく見ているような気が…?かと思ったら、こんなにくっついてきたりして〜!?積極的すぎです。も、もしかして誘惑しているのでしょうか?こ、これは波乱の前触れです!絢子さんもそんなに怒らないで〜!!波乱の激ピュア・ラブコメ第6弾。
西暦二三〇〇年、地球をはるか一五〇〇光年離れた宙域にあるヘンリエッタ星団は、惑星国家間で戦闘状態にあった。強大な軍事国家“王国”を打倒するために、惑星国家キビの防衛大学士官候補生たちは、降服した政府に代わって就航直前の宇宙戦闘艦を購入し、宇宙の大海原へと乗り出してゆく。惑星インカを急襲した王国の次なる一手は、双胴遊撃艦ミュライでのアマテラス追撃。対するシノンがとった戦法は、またも意外なものだった。そして辛くも勝利を収めたアマテラスは母星キビを目指し、一方王国は世襲の若き指導者ミシェル・ペリエが実権を掌握。ヘンリエッタ紛争は一大局面を迎えつつあったー。