2008年10月14日発売
アストフェルの舞姫(空知らぬ月の王子)アストフェルの舞姫(空知らぬ月の王子)
東領に戻った舞師・シュマリアは、時々ナセル王子を思い出してふわふわとする毎日。そこへ、ナセルが東領を訪れるとの情報が!思わぬ再会に色めきたつシュマリアだが、その甘いひと時を再びバルク家からの刺客に襲撃される!!王太子ナセルだけでなく、〈星流の瞳〉を持つシュマリアにもバルク家の手が伸びてきたのだ。その陰には旅団が密命を受けている宝石『空知らぬ月』と、ナセルの過去に絡む人物がー!?第10回えんため大賞佳作受賞作、舞姫が奏でるアラビアンファンタジー第2弾登場。
蝉時雨の季節は過ぎ蝉時雨の季節は過ぎ
わたしはこの村でおがむもん様と呼ばれています。千里眼で失せ物を見つけたり、いつに何が起きるという予言をしたり、霊力で怪我人の手当てをしたりしますー。毀釈で廃れた寺に棲む満ちると叔父の高歩は、人ならぬ能力を振りかざすことで、村人たちを精神的に支配している。しかし、それは所詮からくり。満ちるは偽の教祖に過ぎなかった。高歩の危うい魅力の虜となりながらも、周囲を騙し続けることに迷いを抱く彼女だったが…。閉ざされた村で起こる、愛情とトリックに溢れた幻惑劇。
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