2011年3月19日発売
(今夜、デルボネの遺産、その最奥部に挑戦する)グレンダンが誇る念威繰者だったデルボネ。その強大な遺産を受け取ろうとするフェリだが、それは、大きな危険を孕むものでもあった。レイフォンのために、危険を承知で遺産を受け取ろうとするフェリ。一方レイフォンは、ニーナとクラリーベルと行った訓練試合を通し、己の中で何かがふっきれるのを感じる。一歩を踏みだそうとするレイフォン。メイシェンは、そんなレイフォンに不安を覚える。レイフォンが、フェリに向ける眼差しにも。「わたしは、レイとんが…レイとんのことが…」止まらない運命と想いが行き着く先はー。
「弱く役立たずの巫女が、希望を与えるような言葉を口にするな」冷たく響くホルンの声に、決意を持ってユミィは答えた。「もし、私が負けたらーあなたの言う通り巫女を辞めます」浄化の巫女・ユミィの存在を否定する千年獅・ホルンが、天結宮に帰還した。シェルティスは、ホルンとの軋轢に苦しむユミィの支えになりたいと願う。しかし、彼もまた一通の怪文書で窮地に陥る。即ちー「護士の中に人の形をした幽幻種が潜んでいる」。緊迫した状況の中、強力な幽幻種まで出現。討伐に向かうホルンは、ユミィにある“賭け”を持ちかけるのだが…!?“強さ”と“弱さ”の意味を問われる、重層世界ファンタジー。
あらゆる願いを叶えるという謎の物質“至高天”。それを起動させるために必要な三人の適格者と十個のマテリアルを巡り、京都を舞台に数多の戦いが繰り広げられてきた。ついにそれら全てが晃士朗たち“ケルベロス”の手元にそろうとき、彼らの前に現れたのは行方不明だった前支部長“プルガトーリオ”永石美奈子であった。美奈子から下される真の命令とは!?“ケルベロス”のメンバーが“至高天”に願うこととは!?“欲望”がテーマの異端リプレイ、驚愕の新展階。