2015年発売
パウロとの波乱の親子喧嘩を乗り越え、一路アスラ王国を目指す『デッドエンド』一行。アスラ王国へのルート選択も決まったかに思えた矢先、人神から告げられたのは、侍女リーリャと異母妹アイシャがシーローン王国に抑留されているという情報だった!!真偽を確かめるべく向かった先で、ルーデウスが目にしたのは、リーリャの面影を持つ少女が泣き叫ぶ姿で…!?やり直し型転生ファンタジー、急展開の第六弾がここに始まる!
波乱の末、王都魔法学院の入試を突破したレジスだったが、入学早々、王都三名家の一つ・ラジアス家の刺客に襲撃を受けてしまう。幸いにして大事にはならず、刺客を撃退したことで騒動は終わりを告げるものの、レジスはすぐに思い知ることになる。これは王都全体を巻き込む大事件の始まりに過ぎなかったことをーバラ色の学院生活とは程遠いレジスの日常。母の病を治すため、そして友を守るため、彼の戦いの日々は終わらない!学院編完結となる待望の第三巻!王都で進行する貴族の陰謀を打ち砕くため、レジスの新たな戦いが幕を開ける!
その日、市立桜ケ丘高等学校の教師と生徒、用務員、計七十九名は異世界に召喚された。異世界へ誘われるさなか、神の慈悲により、七十九名は加護を与えられる。彼の地で生きていくうえで必要な適応能力、言語、後に己の能力となる光り輝く剣。そして、次々と転移していく七十九名の異世界生活が始まる…はずであった。用務員、支部蔵人。彼だけが違っていた。神より与えられた剣を一年の男子に取られ、周りの嘲笑のなか呆然としていたのである。このままでは野垂れ死ぬ。一人転移に抵抗し、蔵人は神に願う。-失った力を取り戻してくれ。それがだめなら奴等とは別の地に…。その願い叶い、蔵人は一人だけ異なる地より冒険の幕を開けるのであった。
方石ーそれは様々な服飾品に変じることのできる立方体。この技術のメッカである神与島で、アトリエ・白幽堂を営む白堂瑛介は17歳の若き方石職人。東京からやってきた下宿人の少女・黒須宵呼とともに暮らしている。瑛介は方石修繕の傍ら人々を惑わす石、魔石の蒐集をし、その身請け人となっていた。そんなある日舞い込んだ方石窃盗事件の調査依頼。そこには宵呼を巻き込んだ驚くべき真実が隠されていたー。第21回電撃小説大賞“大賞”受賞作。異才の方石職人が綴る、現代幻想奇譚。
巧みに言葉を操って、時には商いをし、時には紛争すらも解決する「話術士」。かつて人間と獣人との戦いに巻き込まれ命を落としかけた青年シン。彼は狐の話術士カズラに助けられ、以来、立派な話術士になるべく彼女と旅を続けていた。そんなある日、二人は旅先の街の商店で狼の部族の若き族長レアと出会う。彼女は部族間の紛争に悩んでおり、シン達はその手助けをすることに決める。だが、その紛争の背後には大きな陰謀が隠されていた!第21回電撃小説大賞“銀賞”受賞作!!
ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここまで?気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだったー。スカっとできて最後は泣ける、第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。
新宿・歌舞伎町のビルから飛び降りて亡くなった母親の形見を整理していた女子高生の摩耶。彼女が見つけたのは、ずっしりと重い、漆黒の拳銃。トカレフ。やはり母は事件に巻き込まれたのだ。そう確信した摩耶は母の死の真相を探ろうと、拳銃を手に歌舞伎町へ向かい、ヤクザ抗争に巻き込まれる。不条理なルール、納得できない暴力ー立ちはだかる困難に心折られながらも、必死にぶつかっていく摩耶。そして彼女は、新たな人生を歩み始める…。
京都に佇む風鈴専門店『風の通り路』。この店には、お人好しな兄弟が働いている。代々伝わる不思議な風鈴により悩みを抱えた客の来店を知る店長・遊佐和真は、今日も今日とて商売そっちのけで客の問題に首をつっこむ日々。その兄の行動に困りながらも協力してしまう弟・隆司。そんな二人が働く風鈴屋に、ある老婦人が訪れる。亡き夫が京都の地に捨てたという過去の想いを巡って和真たちは老婦人と共に想いを探り…。これは、風鈴によって人々の悩みを幸せに変える、心優しき風鈴屋兄弟の物語ー。
「『鬼』の正体は探るな」クラウス教授にそう忠告された絶対城。しかし、妖怪学における『鬼』の正体を探るため、礼音と共に政財界の有力者が集まるパーティに参加することを決める。そこで絶縁した家族と対峙した絶対城は、『鬼』の正体がこの国のタブーであることを知る。さらに、幼い頃に絶対城の世話をしていた執事の高岩と再会し、秘匿されていた櫻城晃の死の真相を告げられることにー。妖怪学最大の禁忌『鬼』に絶対城が迫る、緊迫の第6弾。
ある日。とあるアパートの住人、神喜助のゴミ箱の中身が、ひとりでに増えた。ここの住人の誰かのゴミが、何故か転送されてきている。糸くず、美しい髪の毛、小説の下書き、そして『恥ずかしいポエム』。しかし、読んでいるこちらが赤面するそのポエムは、どうやら『遺書』らしい。つまり、ここの住人の誰かが、死のうとしている?神(のゴミ箱)のお告げにより、退屈だった彼の人生は、ささやかに動き始めた。これは、『どこかとつながっている』ゴミ箱を巡る、すこし不思議な住人たちの物語。
神鳴沢セカイは死に、世界は作り替えられ、桐島優樹の通う高校に世界が転校してくるところから再び物語が始まった。改変前の記憶がないふたりは何事もなかったかのようにまた出会い、優樹は身体の弱い世界が高校に行くための手伝いをするようになる。ある時は登校の途中で、またある時は授業の途中で。体調悪化による早退を何度も繰り返すものの、世界は着実に『普通の高校生』に近づいていった。そんな折、彼女の上履きが何者かの手によって隠される騒動が起きる。陰湿な行為に優樹は激怒するが、世界が示した反応は思いもよらないものでー
時間調停者“イコライザー”としてパーシィとともに時空を旅することを決めたタグル!まずはさっそくタイムスリップした先の幕末日本で、なぜかいきなり新撰組に追いかけ回されることに!!命からがら元の世界に戻ったものの、休む間もなく今度は並行世界“パラレルワールド”へと旅することが決定!しかし、時空移動中に“ロスティニア”への攻撃があり、タグルはひとりパーシィや泡瀬と別れて大空へ!?森の中で気を失っていたタグルは、スウィムウェンとそっくりの少女・あれいに助けられて…!?時間も空間も超越した大迫力アクション、待望の第2巻!!
かつて異世界アラムヴェルトに召喚を受け、世界を救い、英雄となった黒瀬亮真は、三年後のある日、再び召喚を受ける。だが自分を召喚したのは、彼が滅ぼした悪しき帝国の皇女アイリスだった。アイリスは帝国の悪行を反省し、国が復興するまで亮真に新たな皇帝になって欲しいという。苦悩の末に承諾した亮真は、アイリスと諸国を回る旅に出る。そして向かったのは四大聖国の一つ、ティタニア。そこは最初に亮真を召喚した国で、王女ガーネットは再び現れた亮真に歓喜する。しかしそれも束の間、アイリスの話を聞くやガーネットは「リョウマ様は騙されている」と激怒してしまい…。史上最大の“リバース”英雄譚、開幕!!
八年前“最悪の奇跡”と呼ばれた航空機事件を乗り切った“奇跡の少年”磯風奇跡。一時、世界の注目を集めた彼だったが、時とともにその存在は忘れ去られ、二次元美少女が大好きな普通の高校生となっていた。ある時、白い髪と薄い紅の瞳を持つ少女・潮乃女子猫と邂逅する。並行世界から来た子猫は自分の世界を救ってほしいと磯風に頼み、驚くべき方法を発表する。子猫は自分と磯風が結婚することによって世界が救われると話す。しかしその成就確率は0.000000001%だった。果たして二人は無事誓いの言葉を立てる事が出来るのか!!
幼馴染の羽生広大と晴れて交際中の春瑠。ある日、オーストラリアからの転校生でテニスプレーヤーとしても実力者の結月冬弥が現れ、春瑠に急接近!「広大から奪ってもいい?オマエもスーパージュニアのチャンプの座も」戸惑う春瑠のことはおかまいなし。広大や蒼井先輩、親友の愛結も巻き込んで新たな恋のバトルが勃発!?テニスを舞台にした青春ラブ・スマッシュ第2弾!
33歳の誕生日に年下の大学生・田之倉と付き合うことになった青石花笑。彼氏との毎日は慌しくも充実していた。そして来る2月、二人に「初めて」のバレンタインデーが迫っていた…!?オトナ女子の新・恋愛バイブル、初の小説版!!
見知らぬ世界で、貧しい家の幼い少女マインに生まれ変わってから一年。彼女は本が大好きにも関わらず、手に入れるどころか、読書さえ難しい中、本作りに追われる毎日だった。何とか文字を書き残すべく奮闘するも失敗続きで前途は多難。おまけに「身食い」に侵されて寝込んでばかり。持ち前の頑張りで、お金を稼ぎつつ、近所に暮らす少年・ルッツの助けもあって、ようやく本格的な「紙作り」が始まるが…さて、一体どうなるやら?本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー第2章!書き下ろし番外編、2本収録!
ワンダーホールに来てから数ヶ月。ハルヒロたちは少しずつ、だが着実に実力をつけて迷宮を攻略していた。そんな時、探索中に見たことのない「穴」を見つける。前回…たしか三日前にこの場所を通りかかったときはなかった穴。それは未発見の新エリアかも知れず、一番乗りしたパーティには大きな利益がもたらされる。踏み込むかどうか迷うハルヒロだったが、変わり者が多いが実力はあると評判のチームトキムネが現れ、合同での探索を提案される。灰の中から生まれた冒険譚は、新たな出会いと共に続いていく。
“目覚めよ。”と言われて目覚めると、そこは見知らぬ世界だった。エルフの森を旅立ち、ドワーフの国へとやってきた俺達は、ノールとかいう奴らが攻め込んできたのを撃退するのに一役買った。ドワーフ連中にも感謝されたが、旅はここで終わりじゃない。次に向かうのは「自由都市ヴェーレ」。海に面した都市国家だ。そこで俺は、ある理由からサハギンたちがうじゃうじゃいる島へ行くことになりードワーフの少女ハイネマリーも加わり、ますます賑やかになるキサラギたち一行。英雄譚の第三幕は、様々な出会いを経ての大冒険!
激しさを増す“天上の七騎士”によるラスティアラの奪還計画。このパーティで最深部を目指そうと考えるカナミだが、突然ラスティアラがフーズヤーズに帰ってしまったことにより途方に暮れてしまう。そこへパリンクロンがラスティアラを救う方法を持ちかけてくるが、マリアの様子もまた変わり始めていてー。いよいよ幕を開ける聖誕祭。ラスティアラの死期。マリアのカナミに対する恋心。恋を成就させたいアルティ。“天上の七騎士”との決闘。忍び寄る『???』の影。様々な思惑が絡んだ聖誕祭が幕を開けーそして全てが清算される。ここが運命の収束点ー異世界迷宮ファンタジー第3巻。