2016年11月18日発売
ある日、比良坂半は旅先で奇妙な空間に迷いこむ。そこで妖の姫と出会い、未知なる食の存在を知る。それからというもの、どうにも変な場所、変な空間に迷いこむ癖ができてしまったようでー。妖姫はそんな青年と行動を共にして、彼を救ったり救わなかったり。そうして青年は、ときどき発作的に訳のわからない食欲を妖姫にもよおしたりもして。「風鈴ライチの音色」「焼き立て琥珀パンの匂い」「ツグミ貝の杯の触り心地」「ホロホロ肉の歯ごたえ」。全四篇からなる幻想的な旅と奇妙な味覚の数々。そして二人の旅はゆるゆると、続くー。
高校の修学旅行中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた浩介たちは、王女プリシラとともに、修学旅行を続けながらクラスメートを捜していた。巫女の神託に従い、大海原を目指すことにした一行は、船を手に入れるため訪れた港町で、エルフが住むという幻の島の噂を耳にする。しかし、辿り着いた島で待ち受けていたのは、ファンタジー感溢れるエルフたちではなく、どこか見覚えのある光景だった…あれ、ところでクラスメートはどこに?異世界を漫喫しまくる修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第四弾!
「みんなで協力しないとね」「うむ」「三人寄れば文殊の知恵ですよ」九文学園第二新聞部にもたらされたご依頼。それは、『読売中高生新聞』に連載をもって現役中高生のお悩みに答えること。梨乃、ふみ、いくみ。いつもの面々、いつものゆる〜いご回答。数々の珍回答をくりだしてきた『人生』もついにフィナーレ!『読売中高生新聞』で好評連載されていた『人生ぷち』に改稿を加え、川岸殴魚&ななせめるちのかき下ろしが加わった永久保存版!すべての悩める人に笑いあれー人生相談コメディ『人生』、堂々☆完結!
大事にしていたウミネコのサキちゃんに逃げられ、傷心のラティメリア。七日とのやりとりもすれ違っていく。一方で、“六花のマガツカミ”を巡るプロジェクトは最終局面を迎えようとしていた。祈祷士協会解散を目論むGHQと、「最後の切り札」を楯に祈祷士たちを利用し、自らの悲願を遂げようとする紙燭龍之介。すべての六花のマガツカミを集め、龍之介が成し遂げようとしていたことは、過去に囚われたおぞましい計画だったー。七日とラティメリア、そして六花のマガツカミの戦いは終結するのか。シリーズここに完結!!