2018年2月発売
錬金術師カリオストロ伯爵、その弟子のアレクサンドルとともに、記憶喪失のまま旅を続けるセラフィーヌ。一行は、セラフィーヌがかつて住んでいたR女子修道院跡に向かう。そんななか出会った青年錬金術師シャルルの境遇に同情したセラフィーヌは、幻の薬草「マンドラゴラ」をあげてしまうのだが!?セラフィーヌの秘められた能力が豊かに花開く!錬金術師ラブロマンスは加速を始める…!
“聖女の箱庭”を意味する瑠弥麗火宮で園林の花々と共に隔離されて育てられた泥蝉王女、朶薇那。後の名を戻露珠は、凱の軍兵に襲われそうになった折、助けてくれた異国の皇子・高透雅のことを片時も忘れることはなかった…。紆余曲折の末、透雅の妻として迎えた初夜。二人の想いはすれ違ってー!?愛を信じることのできない透雅を、露珠は愛する花に想いを託し解きほぐしてゆくー。
大学の始業までの間思いっきり遊ぶことを決めたレイは、ルークやマリーと共に海へ行く約束をしてゲーム内の宿屋で仮眠をとった。そして目が覚めた彼の前に現れたのは見知らぬ天井。レイは、王国最大の宗教クラン・“月世の会”に拉致されていた!!現実でも宗教組織のトップに君臨し、王国最後の“超級”であり、実は大学の先輩でもあった月夜の目的とはー。「うちは、“女教皇”扶桑月夜。“月世の会”のオーナーやーよろしゅう」
魔法師の雛が技を競う「7カ国親善魔法大会」がついに始まった。世界最強の正体を隠したまま、あくまで学生として大会に参加するアルス。さらに彼は変装した上で、スペシャルプログラム“魔法演武”にも出場し、各国の高位魔法師ともども、その技を披露することに。大会ではライバルらと白熱した戦いを繰り広げるテスフィア達をよそに、圧倒的な力を見せつけるアルスの勝利は盤石に思われた。だがその裏で、実は世界を震撼させる大事件が進行していて!?女性シングル魔法師レティも登場し、風雲急を告げる第5巻!
祖父・竜胆敦盛が隠した財宝を探しに極寒の雪山に向かった竜胆翔真は、そこで祖父の名を知るボタンと言う少女と出会い、ルメリアの母親・ダリアの手がかりをつかむ。いっぽうアイリスの発案で「最初に翔真と結婚式を挙げる権利」を賭けた嫁トーナメントの開催が決まり、翔真の嫁たちは色めき立つ。翔真と最初に式をあげる嫁はだれか、そして祖父が隠した秘宝の正体とはー!?異世界チート英雄譚、最大の謎がついに決着!?
最強の召喚勇者・キリと魔王の娘・エイムの最強師弟に、訳ありの美剣姫・メイが加わり、珍道中を続ける3人組。その途中、彼らは盗賊少女・カッチェ率いる「トリーム団」に襲われるが、例によってそれを一瞬で撃退してしまう。その後、強さを見込まれたキリ一行は、なぜか彼女らを一人前になるまで鍛えることに。アジトを立て直し、戦闘訓練を受け、キリの超絶指導の下、どんどん立派になっていくトリーム団。だがそんな中、カッチェの過去をめぐる意外なトラブルが発生して!?
刈谷鳴は幼馴染の高坂真那と共に、突如勇者として異世界に召喚されてしまう。真那が魔法の才能に目覚める中、何の能力も発現しない鳴。戦闘力の高い3人目の勇者が召喚され、不要になった彼は、ダンジョンに繋がる谷底へと落とされてしまい…!!死にかけの状態でモンスターに襲われる絶望の中、鳴は喰らったモノの力を自らの力とする能力、『喰らう瞳』に目覚めるー。「お前らに食われる前に、俺が喰らってやるよ!」どん底の少年が“最強”へと喰らいつく、成り上がり冒険譚、開幕!!
魔王の復活により、世界には凶悪な魔物が溢れ、人々は絶望の淵に沈みかけていたー。勇者の一族に生まれた青年・ヴァンは、エルフの姫・シルフと共に苦闘の末、魔王城まで辿り着く。だが、あまりに強大な魔王・メサイヤの前に、為す術なく窮地に陥るヴァン。その時、魔王を封じる聖剣・エクスカリバーを召喚すると伝わる宝珠が眩い光を放ち、ヴァンの股間にピンク色の象さんが現れた!!パオ吉と名乗る股間の象さんは、無限に伸びる長い鼻でシルフの豊満な体に巻き付き、吸い付き、こねくり回し、奇跡の力を発動した!!美少女たちに桃色の触手が迫る時、伝説の聖剣が闇を切り裂く!!意外と燃える(!?)えっちな爆熱ファンタジー登場!!
MMORPGクロスレヴェリのトッププレイヤー坂本拓真は、異世界に召喚され、魔王ディアヴロを演ることに!?次なる敵は多くの魔王を吸収した大魔王!?今のままでは勝てない、と判断したディアヴロは剣聖を訪ね、戦士としても人族の限界を突破した。だがその頃、城塞都市ファルトラに魔王軍が侵攻してくる。冒険者エミールや領主ガルフォードらが剣を取るものの、敵の強さは、人々の予測を遙かに凌駕しており…!?「クックックッ…大魔王などと名乗っておきながら、我を知らぬのか?無知の極みだな!」やがて世界を震撼させる魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む異世界冒険譚、第九幕!そして、本巻にて重大発表アリ!
王子の婚約者に選ばれた幸運な公爵令嬢・ロザリンド。だが、彼が愛していたのはロザリンドの侍女だった。大切な二人を憎むことなどできない。地位を失うかもしれない彼らのために、内密に住まいの購入を決意したロザリンドは、そのさなかに出会った横柄でどこか貴族的な男・エクウスと行きがかり上、行動を共にすることに。最初は反目し合っていたのに、彼に激しく求められると、本物の恋の情熱を初めて知って!?
幾多の滅びを乗り越えて栄える花の街スラガヤ。そこで人は等しく奴隷として生き、奇蹟の操り手“大獣”に仕えることが定められていた。街にあだなす鋼の虫ー“天子”との戦が続くある冬に、その恋物語は花開く。人間を貪り食うという伝承を持ち、人々に畏怖されながら郊外の廃墟に居を構える美しき大獣、“貪食の君”。全身に刻まれた“銀紋”によって幼い姿のまま成長が止まり、奴隷市場で売れ残った天真爛漫な少女、クロア。偶然と嘘から結ばれた二人の関係は、一つ屋根の下でぎこちなく、しかし確かな情愛をもって育まれていく。愛しき日々は、やがて戦場に奇蹟を起こし…。
ゲノムスの潜水艦『モビィ・ディック』にインドラとともに収容された蒼生。彼はそこで、敵であり、そしてかつての親友である龍一と再会を果たす。死んだはずの龍一との再会は彼の心に動揺を生むのだった。そんな二人の眼前に、玲音があの乳白色のドウルを駆り現れる。蒼生は敵であるはずの『マクリール』と、味方であるはずの『ミスティムーン』の間に割って入るが…。その時、ついにミスティムーンに搭載されたサイクロニクス装置『ドゥルガー・システム』が起動する。それはまさに、畏るべき女神の顕現であったー。
2015年7月22日12時20分。弘橋高校1年A組の教室に異世界の魔法使いを名乗る謎の女性、タタが突如出現した。後に童話になぞらえ「ハメルンの笛吹事件」と呼ばれるようになった公立高校消失事件の発端である。「私は、この学校にいる全ての人の願いを叶えることにしました」魔法使いの宣言により、中学校の卒業文集に書かれた全校生徒の「将来の夢」が全て実現。あらゆる願いが叶った世界ーしかしそれは、やがて犠牲者200名超を出すことになるサバイバルの幕開けだった。第24回電撃小説大賞にて“大賞”を受賞した、迫真の異世界ドキュメント。
“黒ポンチョの男”との危険な邂逅を経て、“アインクラッド”第五層を突破したキリトとアスナ。ふとしたことから、奇妙な同居生活を送ることになった二人が次に挑むのは、“パズル”だらけの第六層。そして二大ギルドの均衡を揺るがす“ぶっ壊れ”アイテム“フラッグ・オブ・ヴァラー”の扱い、扇動PK集団の脅威。数々の問題を抱えながらも、二人は第六層の連続クエスト“スタキオンの呪い”に挑む。その先で悪意に満ちた“罠”が待ち受けているとは知らずにー。
夏休み、妹が海賊になったー。…何を言っているかわからないと思いますが、もちろんネトゲの話です。修学旅行中の頑張りもあって、夢の飛行船を手に入れられたネトゲ部一同。この夏は遊びつくすぞーと思ったところで、真面目な新生徒会長・高石さんからついに新入部員獲得を厳命されてしまう!正しすぎる注意にぐうの音も出ないアコたちは、唯一の希望、双葉みかんを勧誘するが…なぜか彼女は端姫ともども海賊になっていて!?新入部員獲得のために。後輩に先輩の威厳を、義妹に義姉の威厳を見せつけるために。真夏の艦隊決戦が始まる!残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、ネトゲ全振りの第16弾!
妖精に春を盗まれた街、ベン・ネヴィス。この常冬の街で灰色の生活を送っていた少年・ウィルは、ある日、雪の中にひとりでたたずむ少女・ビビと出会う。「フェアリーテイル…か」「妖精に盗まれたの。私の大切なもの。私、それを取り返したい!」一人前のフェアリーテイルになって、妖精から盗まれたものを取り返したいビビと、同じく大事なものを失っていたウィル。どこか似たところのある二人は惹かれあい、お互いの“失われたもの”を取り戻す旅に出ることを決めたー。これは、できそこないの少女と少年が綴る、妖精を巡る冒険譚。
キッズロックフェスで予選を通過するため、潤たちは霧夢たちと組み、六人でイベントに挑むことを決めたのだが…『絶交!完全に絶交よ〜!』バンド結成早々ケンカが始まり、分かれ分かれになってしまう。そして、説得に回る響の孤独な戦いが始まるのだがー。「…響さんも、ここに寝てみて下さい」控えめながらも自己主張ができる五島潤。「ふふっ、希美たちも成長するってこと」責任感が強く弱音を吐かない紅葉谷希美。「にんげんは、よわい生き物です。はむ」常に皆を思いやる優しさを持つ金城そら。そんなリトルウイングの天使たちに支えられ、響はバンドとその先に向けて動き出す!
湯治客で賑わう短い夏が終わり、湯屋『狼と香辛料亭』はひと時の穏やかな秋を迎えていた。山々に囲まれたニョッヒラの秋の味覚を堪能しようと、いつも以上に張り切るホロとあきれ顔のロレンス。山での散策を終えて、籠いっぱいの土産とともに二人が湯屋に戻ると、入り口にはたくさんの人だかりが。「なんじゃ、よくわからぬが、色々な獣の匂いがしんす」湯屋『狼と香辛料亭』にやってきた、時季外れの珍客たちの目的とはー。書き下ろし短編『狼と収穫の秋』に加え、電撃文庫MAGAZINE掲載短編4本を収録した、湯屋での物語第3弾。
とある事件で友達ゼロの俺が入部させられたのは、変人の巣窟「きょうがく部」。こんな部にいたら、さらに友達作りとは無縁になる、と焦る俺だったがー「好きです、俺と付き合ってください」「い、いい、いきなりなに言ってんの、会ってすぐ発情とかあんた下半身に脳みそついてるわけー!?」目つきも言葉も凶悪な、毒舌美少女、“ミニチュア毒花”こと毒嶋緒花と出会った瞬間、俺は雷に撃たれていた。愛のささやきVS罵詈雑言。照れさせるか、心をへし折るかー。これは、一目惚れした毒舌少女に殺されながらも、全身全霊をかけて、恋に落とす戦いの記録である。
俺は怪我でサッカーを辞めた。他にやりたいことなんてない。そんな灰色の高校生活で出会ったのが、歌姫の瑠子だった。学校中に注目される瑠子は、夢を失った俺には近寄り難い。でもその瑠子から合唱コンクールで指揮者に指名された。なんで俺がー?私は歌えなくなってアメリカから帰ってきた。みんなは歌姫「RUKO」に期待している。本当のことを言えず辛い時、サッカーをやめて無気力になった隼人がいつも助けてくれる。私のことは覚えていないみたいだけど、またかつての輝きを取り戻して欲しいと思ってるー。挫折から立ち上がる少年と歌姫を描く、極上のボーイミーツガールストーリー!