2019年11月19日発売
季節はまた春を迎えようとしていた。同じ日々を繰り返しても、常に今日は新しい。言葉にしなければ伝わらないのに、言葉では足りなくて。いつだって出した答えはまちがっていて、取り返しがつかないほど歪んでしまった関係は、どうしようもない偽物で。-だからせめて、この模造品に、壊れるほどの傷をつけ、たった一つの本物に。故意にまちがう俺の青春を、終わらせるのだー。過ぎ去った季節と、これから来る新しい季節。まちがい続ける物語が終わり…そしてきっとまだ青春は続いていく。シリーズ完結巻。
エルフのティータと結ばれて、ハーレムへの第一歩を踏み出したオルク。だが、オルクのハーレムづくりの旅は始まったばかり。今度は、好きになった女を守れるだけの、最強の剣を求めてドワーフの里へ。そこには勇者だけが扱えるという「神託の剣」があった。そして、それを打ったという、キツネ耳の可愛らしい聖剣の巫女・クルル。オルクは、クルルも神託の剣も両方手にいれるべく、最強の師匠たちから仕込まれた知識、技術を総動員して、新たなハーレムの一員を迎えようとするのだった。大人気異世界転生ファンタジー第二弾!
突如として現れた人型の怪物・屍人。人を襲い数を増やす屍人により人類は終末をもたらされた。境遇から「魔女」と呼ばれてきた南戸由貴は、行方不明になった父が遺した“魔術”により、ただ一人、屍人があふれる世界で生き延びていた。一ヵ月が経ったある日、街へと繰り出した帰り道に耳にした銃声。向かった先で由貴が助けた生存者は、かつて転校した唯一の友人・榊帆乃夏だったー。由貴は「姉を探す」という帆乃夏の目的に力を貸すことにしたのだが…。“終わった世界”で、手を取り合い立ち向かう二人の旅が始まる。
フリドスキャルブを強襲した氷室奉先に出くわした白夜たち。戦闘を余儀なくされた彼らは、最強の称号・玄翁神社祭司たる氷室の脅威を知ることとなる。死にたがる氷室。最強の男は、その暴力をより強い力で否定されてたがっていた。己の終わり方を探して、終わりに向けて生きていた。かつて神座市御三家をも脅かしたという純粋な暴力。そして、それを再び祭り上げようとする存在たち。白夜たちは、それらの思惑に翻弄されながら、再び氷室の前に立つ。そして、終わりのチャイムを鳴らす、無明拳の静かな拳撃が放たれるー。
最後の“四凶”キュウキを討ち果たし、ついに名実ともに“歴代最高の主人公”になった火乃森龍牙。俺、小林一郎が友人キャラを務めるこの異能バトルストーリーも、いよいよグランドフィナーレか…なんて感慨深く思っていたのも束の間、阿義斗が謎の軍勢を率いて異界へと攻め込んできた!それも四神ヒロインズのひとり、黒亀さんを従えて。なんだか訳がわからねぇが、俺の役割はこれまでと変わらねぇ。極力目立たず密やかに、龍牙を友人として輝かせるだけだ!-最強助演ラブコメ、新展開の第8弾!