2020年11月25日発売
最悪の土地・ベイバロン領は、領主・リゼの回復魔法によって、異常なほどの発展を遂げていた。リゼは功績を褒めてもらおうと、あろうことか国王・ヤルダバートを領地に呼びつけるー!一方、“反逆者”の出現を待ち望んでいたヤルダバートは、リゼの行為を“宣戦布告”と解釈し、狂喜していた。嬉々として戦支度を進めながら、殺し合いの瞬間を夢想するー!かくして、盛大な勘違いにより、決戦の幕が上がるー数多の罪なき民衆を巻き込みながら!浅慮さで右に出るものはいない、考えなし領主による最悪の英雄譚、第2幕!
炎上中の本能寺にタイムスリップして織田信長の命を救い、歴史を変えてしまった俺、黒坂真琴。関東征伐を終えて城に戻った俺と違って、征夷大将軍である織田信長はすぐ九州へ向かい島津を攻め落としていた。ついに国内に敵がいなくなった信長は、俺の勧めもあって「日本国統一宣言令」を出した。そして関東の乱での功績から、俺は「大納言の位」と共に愛する故郷・茨城ーすなわち「常陸国」を賜ることに!さらに常陸国の統治のために新たな城を築くことになったけど、俺にはこの新たな城でやってみたいことがあって…!?信長生存ルートを描く戦国歴史ファンタジー、新たな時代を描く第四幕!!
「ハズレ枠」のスキルを駆使し、大魔帝軍最強のアイングランツを打倒した三森灯河。十河綾香と再会したのも束の間、彼は禁呪を求めふたたび金棲魔群帯へ足を踏み入れた。禁呪の秘密を知る“禁字族”。禁字族が住まう“最果ての国”。だが、その国を目前にした瞬間、ある存在が灯河の前に現れた。異界の勇者の血を受け継ぐ“勇の剣”ルイン・シール。かの“人類最強”シビト・ガートランドにする比肩すると謳われる“勇血最強”と、蝿王との戦いが、幕を開けー。「復讐からは、何も生まれない?何言ってやがる。俺が、生まれただろうが」かつて空気モブだったE級勇者が、絶対最強へと至る逆襲譚、第6幕。