2020年9月18日発売
夏休みも後半に差し掛かった頃、佐藤さんはcafe tutujiに通い詰めていた。「カフェの点員姿の押尾君が見たいからなんて、絶対に言えない…!」すると、夏休みの終わりにあるお祭に誘われる。「もしよかったら、一緒に行かない?」「いいの!?」デートの予定に浮かれるも、財布の中身を覗き青ざめる。「お金が…ない」お店に通い続けていたせいで、資金が底を尽きていたのだ。「早急に、早急にお金を用意しないと!」お食事処にカフェにお化け屋敷、さまざまなアルバイトに挑戦する佐藤さんだが!?彼女たちの夏はまだまだ終わらない!!
インハイ予選を終えた7月。陽はチームの新キャプテンになった。仲間とぶつかり合いながら切磋琢磨し、ともに高みを目指す日々。その姿はやけに眩しく、俺の心を揺さぶった。そんなとき、野球部のエース、江崎が現れる。「朔…頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」-あの暑い夏の日。自分で止めた時計が、もう一度音を立てて動き出した。これは、挫折と葛藤、そしていまだ胸にうずく“熱”の物語。あの夏を終わらせて、もう一度、夏を始めるための物語。
ー逆ナンパ。それは女性の方から面識のない男性に声を掛ける行為。槐救出作戦にて、無事に事件を秘密裏に解決した晴久たち。とはいえ、協会の命令に背いた事実は消えず、罰則労働として“忌み地”と呼ばれる雑霊や怨念の溜まったビーチにてその処理を行うことを命じられてしまった。だが、実はそのビーチには逆ナンに失敗した欲求不満なお姉様たちの熱き情欲が溜まっていて…。ビーチへと共にきた美咲、楓、桜、南雲、小日向という女性陣たちが胸に抱える晴久への重たき想いは、このビーチに溜まった多量の情欲と共鳴し…。
天文部という居場所を見つけ、変わっていく凪。それを見てもどかしく思う羽汰は美術部の門を叩く。かつてなりたかった自分。いつしか失われてしまった自信。今の自分。その距離はもう、どうしようもなく離れてしまって。体の色が変わってしまう美術部部長。とある劇に固執する二人の演劇部員。そして、どこかへ消えゆく姫宮凪ー。羽汰に憑いたメガネウラは、羽汰の何の想いに引き寄せられたのか。逃げて、逃げて、逃げたその先に答えなんてあるのだろうか。理想と現実の狭間に揺れる、ヒトと虫の魂がおりなす、とある青春の物語。
儀仗鍛冶師を夢見る少年テアは、王都への道中、オークの群れの襲撃を受ける。あわやというタイミングで現れたのは、奇妙な骨面をつけた女剣士だった。彼女は瞬く間にオークらを惨殺、惨殺、惨殺!!!必要以上にオーバーキルしてしまう!「なにもそこまで…おぇぇ」「ブタどもは群れると厄介だからな」-彼女の名はシェイ。呪属性武器を扱う凄腕の討伐者らしい。テアは、野戦鍛冶の腕を買われ、なかばムリヤリ彼女の専属鍛冶師となるが…?悪鬼も哭かせるオーバーキリング・スプラッタ無双、ここに開幕!