2020年発売
世界最強の剣士と呼ばれた男・剣聖エステルトから、美少女エルフに転生してしまったメルク。治癒術師をめざしてエルフの里を旅立ったメルクは、手始めに冒険者登録をするためにギルドへ向かう。ところが冒険者になるには前世ではなかった“冒険者試験”を突破しなければならないことが発覚。メルクは他の受験者共々試験に臨むが、待っていたのは急な試験会場の変更ーさらに会場に到着する前から正体不明の賊の襲撃、死の病が蔓延る村の救援要請、厄介で強力な魔物に遭遇とトラブルが続発!どうやらこの試験には裏がありそうで…!?元剣聖(♂)現エルフ(♀)の最強“治癒術師見習い”が贈る英雄譚、第2巻!
庶民の生まれ故に裏切られ、堕とされた奈落で最強の力を手にした元“勇者”アスト。彼はルナーク王子の影武者として、人類と魔族が苛烈な戦争を繰り広げる最前線へ赴く。そして、本物のルナーク王子であるルニルが密かに用意を進めていた魔族との和平のための会合で、アストは奈落で共に戦った“ダークエルフ”ことラーナと再会を果たすのだった。会えなかった時間を埋めるように、蜜月の時を過ごすアストとラーナ。一方、人類と魔族の双方で戦争の継続を望む勢力が暗躍しており…!?再会した“最強”の二人が、世界にその存在を刻み付ける第三幕!!
地味で目立たぬ若者が、若くして世を去り幽霊に。影の薄さに磨きをかけて暢気に暮らしていたが、街で見かけた善意の学生をその死の運命から救おうと思い立ち…。優しい幽霊の物語、『柳の下で逢いましょう』。遠い昔に別れた人との不思議な時間を描いた『約束の夏』、すれ違う少女たちの願いが切ない『踏切にて』の三本。大切な探しものがある人だけがたどり着ける不思議なコンビニたそがれ堂、シリーズ第9弾!
森の奥に住まう人嫌いの魔法使い・アレンは、「魔王」と呼ばれ周囲の人々から恐れられていた。隠遁生活を送る彼はある日、行き倒れた令嬢・シャーロットを拾う。彼女は無実の罪で婚約破棄され、祖国から逃げてきたのだという。それを聞いたアレンは、かつて仲間と信じていたパーティに裏切られた苦い経験を思い出す。17歳、搾取されっぱなしの彼女の話を聞いて、アレンは決意する。自分の屋敷に住まわせて…イケナイことを教え込む、と。
借金まみれの実家を救うには玉の輿しかないと、夜会に精を出す男爵令嬢・ブリアナ。ようやく王太子に声を掛けられて一発逆転と思いきや、恋人を妬かせるための当て馬に使われただけだった!!借金返済期限も迫り、もう金持ちジジイの後妻になるしか…と思ったとき、私を当て馬として王太子に推薦した公爵家子息から「俺のニセ婚約者役をこなしたら借金をチャラにしてやる」と持ちかけられて!?没落寸前貧乏令嬢と計算高い公爵家跡取り息子の駆け引きラブコメディ。
ある日、身を挺して子どもを助けた明美はゲーム世界に転生をしてしまう。彼女が転生したのは、ゲームのラスボス令嬢であり、怪力スキルを持つローズ・シャレット。ゲームのことも貴族社会のこともわからない彼女だけれど、生まれ変わったものは仕方がない。母の厳しい躾を受けつつ、少女へ無体を働く貴族を蹴り飛ばしたり、同級生を脅す教師をぶっ飛ばしたり…そんなまっすぐなローズに、王子をはじめとして惹かれる者たちが出てくる一方、彼女を敵視して戦いを挑む令嬢もいてー!?
日本で暮らしていた前世を思い出し、自分が乙女ゲームの悪役令嬢であることに気が付いたヴィクトリア。ところが、時すでに遅く、婚約破棄からの断罪イベントは終了、処刑が決定済みだった!処刑までは残り三十日。それまで牢獄で過ごすことに。せめて最後まで「悪役令嬢」らしく余生を楽しんでやると開き直ったところ、イケボな隣人や、かわいい看守の少年や、マッチョマン神父と仲良くなって…おまけに、ヴィクトリアを陥れた元婚約者達がなぜか自ら破滅の道を進み始めた!?
神様のうっかりミスで、異世界に転移した優衣改めリン。お詫びに授かったチートな調薬スキルを活かした『リンのポーション屋』は相変わらずの大盛況!そんなある日、『フライハイト』の仲間たちに誘われてとある温泉街を訪れることに。久しぶりの旅行を満喫しようと意気込んでいたのにのんびりしている暇などなくてー異世界温泉で、湯けむり大騒動に巻き込まれちゃった!?チートが爆発する大人気ファンタジー、第三弾!
日本人からファンタジー世界の住人に転生した、盲目の公爵令嬢アリシア。前世は病弱で、人生の半分以上をベッドの上で過ごしたけれど…今世は、もっと自由気ままに楽しもうと決意。全力で遊んだり、魔法の特訓をしたり、転生ライフを思う存分、満喫していた。やがて月日は流れ、16歳になったある日、アリシアは、とある少女と出会う。優しく明るい彼女と次第にうちとけていくアリシアだけどー「アリシア様、そろそろストーリー通りに進めましょう?」そんな気になる言葉を投げかけられて…。
悪名高き魔術師ヴラットヴェインを討伐するため。そしてその大義のもとにラルフィント王国の両朝が協力し和解の道を拓くため。ヴラットヴェインへの弟子入りを志願する妖女グリンダを筆頭に、女騎士ガーベリヌ、仙樹教の執行官アンジェリカがエロダンジョンに挑む!
魔人領攻略作戦から一年半が経ち、魔人シュトロームの子供シルバーと憩いの時を過ごすシンとシシリー。そんな中、オーグから「エルス自由商業連合国に来てほしい」と連絡があり、アルティメット・マジシャンズ全員で向かうことに。すると、そこには東方の国クワンロンから来たミン=シャオリンとリーファンが!!突然のことに戸惑っていると、シャオリンから「姉を助けてください」と頼まれて…。新章「東方世界編」でもシンが規格外な力で大暴れ!?
香月麻衣は幼なじみ三人と楽しい高校生活を送っていた…はずが、ある日「ネル」と名乗るぬいぐるみ(?)に暗黒生命体『ギデオン』を倒す魔法少女に選ばれてしまう!!麻衣は幼なじみたちにバレないように、女子高校生と魔法少女をかけ持ちすることに。そんな中、「魔法少女アリーサ」と名乗る人物が現れ、共に戦うことになるのだが、なんとその少女は弟のクラスメイト亜理紗だった!!突然のことに戸惑っていると忍者姿の男の子も現れて…。
ダンジョンに潜り、動画を撮り、その閲覧回数で人気とお金を稼ぐ仕事ー冒険者。女子高生で冒険者になった掛田志保は悩んでいた。急に魔王を名乗る男が自宅に押し掛け「吾輩がお前を一番上の冒険者にしてやる」と宣ったのだ。志保のレベルは1で、人気ランキングも下から数えたほうが早い。しかし魔王は「モンスターのことなど熟知しておるわ」と志保にある指示をするのだがー。魔王の知恵でランキングを駆け上がれ!魔王×JKのサクセスコメディ!第1回ファミ通文庫大賞優秀賞受賞作!
長旅を終え、ついにフレア姫の祖国、ウップサーラ王国に到着した善治郎。グスタフ王との会談の場で、善治郎は大陸間貿易と両国友好の懸け橋としてフレア姫の側室入りを提案する。しかし、第一王女の側室入りなど当然受け入れられるはずもなく、その場に居合わせた人々から大きな反発を受ける。中でもフレア姫の兄、エリク王子は善治郎に強い敵愾心を抱き、『成人の証』も立てていない男に妹はやれない、と主張する。フレア姫に婚姻を申し込むため、善治郎は『成人の証』を立てるべく、雪の残る山へと獲物を仕留めに向かうのだったー。
5人パーティーになり探索がかなりはかどるようになったミチオたち。ドロップ品を集めて生活をレベルアップさせながら、順調に階層の攻略を進めていった。魚好きのミリアのために、レアドロップのトロを求めてボス戦の周回をしたり。男の欲望をかなえるために、オイルをひたすら集めまわったり。より強い魔物と戦いたがるロクサーヌに引きずられつつも、ほどよく刺激的な戦闘はまんざらでもなく、ミチオは美女たちとの甘いハーレム生活を送っていくー。
水の精霊ウンディーネと契約し、リヴァイアサンとティアマトの争いを鎮めた太一。ウンディーネは願いを聞いてくれたお礼として、好きな報酬を与えたいと告げる。その申し出に、太一との実力差に悩んでいた凛は、自身の力の底上げができないかと問う。後日、再び海底神殿を訪れた凛、ミューラ、レミーアの三人は、ウンディーネの修行を受けることになるのだが、その方法はー「皆さんも、精霊と契約をするのです」。とはいえ、誰もが契約できるのであれば太一は特別視されていないのだが、ウンディーネは凛たちには精霊と契約できる可能性があると言う。凛たちはこの難関を突破し、限界を超えることはできるのかー。
「異界からの召喚」というギフトを手に入れたレオは、召喚した不思議なアイテムを用いて活躍し、皇女フィリシアのプリンセスガードという役職についた。恋仲のフィリシアとの婚約を皇帝に認めてもらうため、辺境のカルバンシアの地を開拓していく。ある日、故郷の友人から召喚した果物が収穫できそうだという手紙が届き、レオたちは里帰りも兼ねてラゴウ村に向かうことになる。旧友たちはレオの変化に驚きつつ、秘密のお楽しみを共有したりして、楽しいひと時を過ごす。そして、レオが召喚したマスクメロンの種はしっかり実を付けていた。その味と効能の高さを実感し、皇帝に献上しようと決めるのだがー。
半妖となった高校生の翔は、夏休みの間の働き口を探していた。しかし、小さな田舎町には高校生のアルバイト先などなく、仕事探しは難航する。それを聞きつけた北の神主・比良利は、翔に神社で働かないかと持ち掛けた。あっという間に言いくるめられてしまった翔は、二足立ちの狐の妖たちに混じって、『出仕前』という神職の手伝いをすることになった。人語を理解できる化け狐の茶丸に面倒をみられることになり、自由で気ままな狐たちに翻弄されながら、慌ただしくも楽しい日々を送る。一方、『夏越の大祓』で翔が南の神主候補であることが知られ、妖たちは新たな神主候補を指導する『指南番』になって甘い汁を吸おうと、水面下で動き始める。翔に対抗心を抱いている貂の千早は、『指南番』になるために翔に直接勝負を仕掛けようと画策するのだがー。
精霊王の遺物を奪って逃走した魔人ザルツを追い、オルヴ公国に向かったフェリクスたち。しかし、ザルツを捕まえるために砦に踏み込もうとすると、オルヴ公国のフリーベ騎士団がフェリクスの前に立ちはだかった。砦内部から魔人の気配がするにもかかわらず、フリーベ騎士団は魔人の脅威は既に取り除かれたと主張し、砦への立ち入りを拒んだ。とはいえフェリクスを制止している英傑セレーナも、国のこの指示に納得していない様子。いったん退くことにしたフェリクスたちは、直接捕まえる機会は逃したものの、裏で糸を引く存在も見えてきたと確信する。一行は魔人の動向を探るため、そしてちょっぴり観光を楽しむため、オルヴ公国の町を調査して回るのだがー。