赤穂浪士の側からではなく、幕府の側から描いた『忠臣蔵』。将軍綱吉の寵愛を受ける柳沢吉保の半生が重厚なタッチで描かれる。昭和40年代後半の世相が投影された点も見逃せない。
世界の映画賞を数多く受賞した、アキ・カウリスマキ監督による人間ドラマ。瀕死の重傷を負って記憶を失った男と、彼を救う周りの人々。過去を失った男が人の温かさに触れた時、彼の未来は愛に満ちた人生を歩み始める。