映画むすび | 2015年2月23日発売

2015年2月23日発売

五人の軍隊五人の軍隊

元曲芸師のメキシコ人、ルイス(N・カステルヌーヴォ)は、ダッチマン(P・グレイヴス)からの指示で1000ドル稼げる仕事があると、怪力のメシート(B・スペンサー)、ダイナマイトの名人オーガスタス(J・ダリー)、剣の達人サムライ(丹波哲郎)の3人を集め、ともにダッチマンが待つ場所へ向かう。そこで聞かされたのは、政府軍が活動資金として50万ドルの砂金を積んだ列車を襲い、強奪した砂金を革命軍に提供するという計画だった。しかし、軍の列車は数十人の兵士と機関銃に守られ、大砲までも備えた走る要塞だった!さらに列車の進む路線の各所にも兵士たちが護衛を固めている。不可能と思われる砂金強奪作戦に、五人のプロフェッショナルたちが挑む!溢れるスリルとサスペンス、体を張ったアクション、意外かつ爽快なラストなど映画の愉しみに満ちた作品。脚本は監督デビュー前のダリオ・アルジェンがト、音楽はエンニオ・モリコーネが手がけている。

メイムメイム

父親と死別したパトリックは、遺言でニューヨークに住む父の妹であるメイム叔母さん(ルシル・ボール)の家に身を寄せることになる。パトリックがやってくる日を間違えていたメイムは賑やかなパーティの真っ最中。パトリックは、人生を楽しむメイムにすぐなつき、メイムの友人が校長をしているユニークな学校に通い出す。しかし、世界大恐慌が起こり、株に頼っていたメイムの生活は一変。親友の女優ヴェラの舞台に出してもらうが、見事に失敗、百貨店で販売をしてもレジも打てず、代引きにしてしまうなどトラブル続き。しかし、客で南部の富豪であるボー(ロバート・プレストン)に見初められ、結婚することになる。ボーと二人で世界中を旅していたメイムだが事故でボーを亡くしてしまう。やがて成長し、大学生になったパトリックは婚約者をメイムに紹介しようとする。メイムが歌う「新しい窓を開けよう」という歌詞の通り、人生を楽しむ達人が贈るハッピーでポジティブなミュージカル。

ウルフェンウルフェン

ニューヨークのバッテリーパークで、大企業のオーナーとその夫人、そしてハイチ人のボディガードが殺される休職中のところを呼び戻された殺人課刑事、ウィルソン(A・フィニー)は、検視官から死体は鋭い凶器によって切り刻まれたにも関らず、金属片が見つからないことを知らされる。再開発が進む旧オランダ街で同じような犠牲者が相次ぎ、ウィルソンは犯罪心理学者のレベッカ(D・ヴェノーラ)と調査を進める内に、遺体に残されていた体毛が人間のものではなく、狼の体毛であることを掴む。また高所で働く変わり者の先住民エディが何かを知っているのでは、と考えたウィルソンはエディからウルフェンという狼の精霊の存在を聞かされる。エディによればウルフェンは太古から地下に潜み、狩りをして暮らしているという。一連の事件はウルフェンによるものなのか? ウルフェンの視点を表現するネガポジ反転の“ケムトン・エフェクト”などの視覚効果が話題を呼び、1982年度アボリアッツ・ファンタスティック映画祭審査員特別賞を受賞した。

サンタマリア特命隊サンタマリア特命隊

1922年、革命の混乱が続くメキシコ。独立運動で国を追われたアイルランド人のエメット(K・ハッチソン)は、吹き荒れる粛清に嫌気が差し、国に帰ろうとするがパスポートを盗まれてしまう。元・イギリス軍の情報将校、ジェニングス(V・ブオノ)は、パスポートを返してほしければ酒の密輸をするようにエメットに持ちかける。道中、エメットはオープンカーに乗った神父のバン・ホーンと出会う。指定の場所に着いたエメットは積荷が酒で反革命軍に渡す武器であることを知らされ、処刑されそうになるがそこにバン・ホーンが現れ、トランクからマシンガンを取り出し、革命軍の兵士をなぎ倒す。逃げ出した二人だったが革命軍に捕らえられ、指導者のサンティラ大佐から、バン・ホーン、エメット、ジェニングスの三人の命を救う代償として、モハダ地区を暴力で支配しているデ・ラ・プラタを暗殺するように命じられる。革命軍に父と姉を殺され、母親を陵辱されたデ・ラ・プラタは信仰を住民に許さず、赴任した神父はいずれも殺されていた。ジャック・ヒギンズがジェームズ・グレアム名義で発表した原作を『ソルジャーブルー』(70)のラルフ・ネルソンが映画化、男たちの熱い戦いを描くバトル・アクション。

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