制作・出演 : ジェラルド・アルブライト
米西海岸のベテラン・プレイヤーによる2008年作品。ジェラルドはサックスのみならずフルートからベースまで操るマルチ・タレントぶりを発揮しており、単なるスムース系よりはるかにソウルフルな手触り。
スムース・ジャズ界のトップ・サックス奏者、カーク・ウェイラムの約2年ぶりとなるアルバム。既発のヒット曲やデビュー前の未発表曲、そして新録曲を収録したベスト盤のような作品だ。
ギタリストとしてだけでなく、ヴォーカリスト、コンポーザーとしても活躍するプレイヤーのアルバム。メロディアスなインスト曲はもとよりヴォーカル、スキャットとギターのユニゾンなど多彩な楽曲が楽しめる。
無駄を省いて細部までセンスを行き届かせたバック、力強いが語り過ぎないサックスが程よくキマり、スロー・テンポで飽きさせない大人の魅力にあふれている。凝っているがサラリとした聴き心地だ。雰囲気が(4)(5)(8)3曲に娘のセリーナがヴォーカル参加。
ジョー・サンプル、ジョージ・デューク、スタンリー・クラークと参加者の顔ぶれが賑やかなアトランティック第6作。ユセフ・ラティーフ作の(9)以外は全部オリジナル。一部ジャズ色の強い演奏もあるが、大半はファンク・ベースのポップ・フュージョン。
いまやあらゆるセッションで超売れっ子になっているジェラルド・アルブライトの5作目。前作はジャズ・アルバムだったが、今回はいつものようなR&Bテイストのフュージョン・サウンドになっている。ゲストも豪華だし、サックスもゴキゲン。いいアルバムだ。
ソウルフルなサックス奏者、ジェラルドのアトランティックからの3作目。この作品でのハイライトは、ジョニー・ギルの大ヒット「マイ・マイ・マイ」をカバーしている点。ケニーGより一歩黒く、それでいて、ウエストコーストしている点が特長。