音楽むすび | 制作・出演 : ジョー・リン・ターナー

2007年ドイツのロック・フェスにおけるジョー・リン・ターナーのステージをとらえたライヴ・アルバム。在籍していたディープ・パープルやレインボーの代表曲も含む、キャリアの集大成と言える仕上がりだ。

これまで数々のパートナーと共演してきた彼が、今作のパートナーに選んだのは、なんと、日本人の梶山章。梶山と言えば、RAINBOWトリビュートを作成した経歴の持ち主なので、「なるほど」な人選といえるのでは。

ファンダンゴを経て80年代にはレインボーで活躍したヴォーカリストの昨年のカヴァーものに続く通算3作目。80年代前半から書きためられた曲を集大成した内容で、アル・ピトレリ以下、気心の知れた仲間を従えて、シャープなハード・ポップを聴かせる。

レインボーやディープ・パープルで歌っていた彼の10年ぶりのソロ2作目。ブルースをベースにした、適度にハードで適度にポップなサウンドが詰め込まれていて、ここでは彼もなかなかいいシャウトを聴かせる。この人のポップな持ち味が生かされた1枚だ。