音楽むすび | 制作・出演 : ナパーム・デス

英国のグラインドコア・バンドによるオリジナル・フルレンス作としては12枚目。初期からの激烈さを失うことなく、より深みのあるアレンジ力もたっぷり聴かせる作風はここ数作と同様で、アンビエントでムーディな仕掛けもいいアクセントになっている。

エクストリーム・ミュージック界現役最強のオリジネイターが元デッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラなどをゲストに迎えたアルバム。マッシヴなグラインドコア・サウンドを畳み掛けるだけでなく、不穏な雰囲気を広げたりする表現の深みは匠の業とも言える。

前作よりイヤーエイクを離れ、新たな展開を打ち出したハードコアの大御所による10枚目のアルバム。メンバーも不動のものとなり、演奏面も充実。殺気すら感じられる暴力性も全開の会心作!

エクストリーム・ミュージック界の帝王ぶりを見せつける、2年ぶりのアルバムは会心の出来栄え。曲作りも、演奏面でも非常に充実した、これまでにない緊迫感と迫力に満ちている作品だ。