制作・出演 : フェローン・アクラフ
トリプル・キャッツトリプル・キャッツ
ニューヨーク・トリオ結成20周年記念盤となる本作。縦横無尽、緩急自在なプレイは、日本的情緒たっぷりの「幻燈辻馬車」や、ガーシュウィンの曲でよく弾くカデンツァ・ソロを入れた「“イン・F”フラグメンツ」などでも垣間見れるが、自ら綴った曲解説にもしっかり山下節は生きているのだった。
ミスティック・レイヤーミスティック・レイヤー
山下洋輔ニューヨーク・トリオのアルバムで、川嶋哲郎がゲスト参加((2)(4)(5)(8))。緊密度が他に類を見ないほどに高い同トリオだが、和的情感&美の最上級の表現者でもある。端的には川嶋が尺八を模したフルートを聴かせる(4)に、また(1)の山下の深遠なピアノにそれは表われる。
フラグメンツ 1999フラグメンツ 1999
景気のイイ(今のところ?)NYでモテている山下のNYトリオ、スタジオ録音の最新盤。酩酊っぽく弾いている(1)、ノクターン風の(4)がいい。あれ、(4)は焼酎のTVCMに使われているの? 聴いてなかった。元気のない日本の中年たちを元気づける一枚。
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