制作・出演 : フランク・ペーター・ツィンマーマン
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
25歳の時のツィンマーマンのモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。この時期でなければなし得ない、瑞々しくデリケートかつストレートな表現のモーツァルトだ。若きロンクィッヒのピアノとのバランスも良く、新時代の息吹きを感じさせた秀演。
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番 ブリテン:ヴァイオリン協奏曲シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番 ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
珍しいカップリングで、特にシマノフスキが2曲とも入っているところがいい。ツィマーマンはシマノフスキのふつふつとわき上がるようなロマンをしなやかな美音で十分に歌う。ブリテンも同様に美しく冴えわたっている。これらの曲の新名演。伴奏も非常に良い。
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ BWV1014-1019バッハ:ヴァイオリン・ソナタ BWV1014-1019
EMI時代のロンクィッヒとの優等生デュオから大きく脱皮・円熟したことを十分に実感させてくれる、充実のバッハ。ヴァイオリンにぴたりと寄り添いながら、要所では突き放すように挑発してくるパーチェとの絶妙のアンサンブル。鮮度の高い極上の名演奏だ。
チャイコフスキー&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲チャイコフスキー&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキーは、ツィンマーマン2度目の録音。ブルッフは、意外にも初めてだ。すでに40歳代となり、円熟への道を進み始めているもっとも脂が乗っている時期のものだけに、素晴らしい出来に仕上がっている。
EMI CLASSICS 決定盤 1300 196::チャイコフスキー&プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲EMI CLASSICS 決定盤 1300 196::チャイコフスキー&プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲
完璧なテクニックを支えとした美しい音とともに、優しさと品格の高さを持ち合わせたツィンマーマンとマゼール、ベルリン・フィルが織り成す演奏。生命感あふれる香り立つ抒情が感じられる。
EMI CLASSICS 決定盤 1300 198::パガニーニ:24のカプリースEMI CLASSICS 決定盤 1300 198::パガニーニ:24のカプリース
超難曲といわれるパガニーニ作品を、19歳のツィンマーマンが録音し、伝説となったアルバム。前半の12曲は1706年製、後半の12曲は1684年製のストラディヴァリウスを使用している。