制作・出演 : ベルナルダ・フィンク
“ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.6 アニメ『クラシカロイド』で“ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第六集“ClassicaLoid” presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC No.6 アニメ『クラシカロイド』で“ムジーク”となった『クラシック音楽』を原曲で聴いてみる 第六集
J.S.バッハ:カンタータ第29番、第61番、第140番J.S.バッハ:カンタータ第29番、第61番、第140番
ふくよかな滋味あふれるバッハ。言うはやすいが演奏では至難な究極の響きの具現化。全集完成から20年を経た後のカンタータ“初”再録音では声楽陣の構成を変更(Sop.&Alt.を少年合唱から女声に)したことにより、密度の高い広がりのあるサウンドが構築された。祝80歳の記念リリースとなった。
ハイドン:交響曲第91番変ホ長調 交響曲第92番ト長調「オックスフォード」ハイドン:交響曲第91番変ホ長調 交響曲第92番ト長調「オックスフォード」
いかにもヤーコプスらしい切れの良いリズムと沸き立つ歌が聴こえてくる秀逸なハイドン。交響曲初録音というのも驚きだが、通奏低音のフォルテピアノの生かし方にもスパイス以上の斬新さが隠されている。放送局的録音バランスが難だが、中味を買う。★
モーツァルト:「レクイエム」モーツァルト:「レクイエム」
レクイエムには命の炎が尽きる前のモーツァルトが抱いた慄きが影を落としている。アーノンクールは大胆なリズムで音楽を明快に紐解きながらも死への怖れを振幅の大きな表現で抉り出す。古典的明晰さとロマンティックな表情を併せ持つ傑出した演奏である。★
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