制作・出演 : ルー・ドナルドソン
ブルーノートを代表するアルト奏者の一人、ルー・ドナルドソンのベスト・アルバム。バップに始まり、ファンク色を徐々に深めながら、後にはリー・モーガンにも通じるようなジャズ・ロックの要素も取り込んでいった彼の足跡が辿れる。
すっかりファンキーなアルト奏者となったドナルドソンが、エンジン全開。ソウルフルななかにもパーカー派の味を漂わせるプレイが楽しめる。これがデビューのジョン・パットンも活躍。
ブルーノートの諸作でバップのお手本のような名演を見せたルー・ドナルドソン。1958年の代表作では、ワンホーン・カルテットをベースにしながら、スパイスのようなレイ・バレットのパーカッションが味わえる。
ハード・バップの到来を告げるかのようなピー・ウィー・ラッセルのMCがあまりにも印象的なバードランド・セッション。アート・ブレイキーがクリフォードら至高のプレイヤーと躍動した不滅の記録だ。
ジャズ・メッセンジャーズ前夜の奇跡にしてバップ・クラシックの一枚。ブレイキー・クインテット熱狂の一夜が鮮やかに甦るような仕上がりで、2曲のパーカー・チューンやバラード曲など、聴きどころが多い。
オランダのDJ MAESTROによるブルーノートのミックス・シリーズ。ホレス・シルヴァーらファンキーでブルージィなプレーヤーの楽曲は格好の材料か。収録アーティストの中では若手にあたるMM&Wの楽曲も、グルーヴ感たっぷりですんなりフィット。
25歳で急逝したにもかかわらず、ディジーやマイルスと比較される存在、クリフォード・ブラウン。ブルーノートに残したリーダー・セッションがまとめて聴けるこのコンピレーションでも、その天才ぶりにただ圧倒される。
2つのセッションをカップリング収録したアルバム。モンクとの歴史的共演となった1948年と、モダン・ジャズ・カルテットの原点と言える1952年の録音が楽しめる。ファン必携の作品だ。