制作・出演 : 田中希代子
田中希代子の芸術::ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番〔オリジナル音源初出〕 ラヴェル:ピアノ協奏曲〔初出〕田中希代子の芸術::ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番〔オリジナル音源初出〕 ラヴェル:ピアノ協奏曲〔初出〕
日本人として初めてショパン・コンクール入賞などを果たしながら、膠原病のために36歳で引退し、96年に64歳で亡くなった彼女。覇気のある瑞々しい彼女のピアノは、将来の大器を思わせるもの。オーケストラに傷は多いものの、これはまさに幻の名演と言っていいだろう。
田中希代子の芸術::モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 丹波明:ピアノ・ソナタ〔初出〕田中希代子の芸術::モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 丹波明:ピアノ・ソナタ〔初出〕
膠原病により、不幸にも30代半ばで演奏家としての生命を断たれてしまった田中希代子。しかしそんな感傷は、我々の勝手な思い込みであることを知らされる。ひたむきで激しく、そしてあらゆる音に強烈な意志を込めた音楽。虚弱どころか強靭ですらある。
田中希代子の芸術::サン・サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」 ピアノ協奏曲第4番〔初出〕田中希代子の芸術::サン・サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」 ピアノ協奏曲第4番〔初出〕
発売元
キングレコード株式会社没後10年を記念して田中希代子の録音がリリースされている。類い希な才能を持ちながら、その活動時期はあまりに短いものだった。サン=サーンスの第5番は、68年彼女の絶頂期を記録した名演。音色の多彩さ、感覚の冴え……記憶に残したいピアニストだ。
田中希代子の芸術::田中希代子 ドビュッシー・リサイタル マルガマスク組曲/子供の領分 前奏曲第1巻、第2巻より田中希代子の芸術::田中希代子 ドビュッシー・リサイタル マルガマスク組曲/子供の領分 前奏曲第1巻、第2巻より
田中はピアノ演奏を断念せざるを得なくなった後も、後進の育成に多大な功績を残したが、それもピアニストとして有能であったからこそ。今聴いても颯爽とした感性と表現力には非凡さを痛感。思わず引き込まれるドビュッシー演奏など現代でも滅多に聴けまい。
田中希代子〜東洋の奇蹟〜田中希代子〜東洋の奇蹟〜
発売元
キングレコード株式会社1955年の第5回ショパン・コンクールで日本人で初めて10位入賞を果たした田中希代子の、同コンクール本選でのライヴを含めた2枚組。日本人離れしたスケール感を持つ稀有なピアニストの姿が甦る。
新日鉄コンサート ARCHIVE新日鉄コンサート ARCHIVE
ニッポン放送の『新日鉄コンサート』(旧フジセイテツ・コンサート)が55年に始まって早50年。幸いにもほとんどがデジタルで記録保存された。ここにはその一部が収録されているが、そのすべてが初CD化だ。当時の日本人演奏家の質の高さがはっきりと分かる。★
PREV1NEXT