音楽むすび | 制作・出演 : 舘野泉

制作・出演 : 舘野泉

風のしるし〜左手のためのピアノ作品集風のしるし〜左手のためのピアノ作品集

日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、舘野泉(ピアノ)の演奏による、左手のためのピアノ作品集(2004年9月録音)。 <収録内容> 01. シャコンヌ 02. 左手のための二つの小品 作品9 前奏曲 03. 左手のための二つの小品 作品9 夜想曲 04. 風のしるし・オッフェルトリウム(舘野泉に献呈) プレスト(さわがしく)-アレグロ・ノン・トロッポ(透明に) 05. 風のしるし・オッフェルトリウム(舘野泉に献呈) モデラート(山にいて夜毎鳴く鳥の声…)-アンダンテ・アンティクァト 06. 風のしるし・オッフェルトリウム(舘野泉に献呈) ≪三つの聖詞≫より 第1曲 アレグレット・トランクィロ 07. 風のしるし・オッフェルトリウム(舘野泉に献呈) ≪三つの聖詞≫より 第2曲 アダージョ 08. 風のしるし・オッフェルトリウム(舘野泉に献呈) 小さなシャコンヌ 09. 三つのインプロヴィゼーション 夜明けに 10. 三つのインプロヴィゼーション 夜のお祈り 11. 三つのインプロヴィゼーション 酒宴

EMIレコーディングス・コンプリートBOXEMIレコーディングス・コンプリートBOX

舘野泉のデビュー50周年を期して編まれたBOX。2004年以降は「左手のピアニスト」として活躍する彼が、70年代にいかに傑出したレコーディング活動を行なっていたかを如実に示すもの。24枚中17枚分が初CD化で、スペシャルCDには舘野と親交のあった石田一郎(1909〜1990)の作品(堅固な構成に込められた郷愁と憧憬が聴きもの)と未発表音源も収録。各アルバムのジャケットはLPリリース時のデザインを復刻、当時のライナーノーツも再録しており、中でも『フィンランド・ピアノ名曲選』のブックレット(132ページ!)には知られざる作曲家たちの作品が譜例入りで解説されており、資料としてもきわめて貴重。演奏は正攻法にして真摯、作品に寄せる温かな共感が素晴らしい。パルムグレンとエングルンドの清冽&重厚な協奏曲、フィンランドの人々にシベリウスの小品の魅力を再認識させたピアノ名曲集と歌曲集など聴きごたえ十分。グリーグとラフマニノフの録音は分裂直前の日本フィルの充実を伝えるドキュメントでもある。録音が希少な作品の収録に情熱を傾けた70年代の関係者たちのひたむきさ、それを今に蘇らせた制作サイドの姿勢に大拍手。★

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