制作・出演 : GARNETCROW
初のベスト・アルバム『GARNET CROW BEST』に続く新曲シングル。タイトル曲はテレビ東京系アニメ『メルヘヴン』のオープニング・テーマで、きらきらとした爽やかで小気味よいミディアム・チューンとなった。
2000年3月に「君の家に着くまでずっと走ってゆく」「Mysterious Eyes」のシングル2枚同時発売でデビューしたクリエイティヴ集団GARNET CROWの初のベスト・アルバム。岩田さゆり提供曲「空色の猫」のセルフ・カヴァーやシングル、人気曲を収録。
中性的なヴォーカルが魅力のバンドで、豊かなメロディ・ラインはポップスの王道をゆく。タイトルから察するように、夢と希望にあふれたガンバリズムが炸裂した作りは普遍的なものであり、やっぱり歌はこうだよなと納得。TX系アニメ『メル&ヘヴン』オープニング・テーマ。
インディ時代の曲の新装版(12)や、CD化が待たれていた(10)などを収録した、ファンには嬉しい内容の4作目。冒頭からの3曲にも顕著なように今作はバラード中心。意図して凸凹させているのであろう曲展開など、各所で意欲的な試みが。全体的におとなしめ。
読売テレビ・日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』エンディング・テーマの(1)は、せつなさと力強さが共存する壮大な印象のバラード。クールな(2)、リズム・ギターを伴うビート感が心地いい(3)に加え、フォト・ブックレットまで付いて目と耳を充実させてくれるはず。
流麗に鳴り響くピアノの上で踊る、どこか“和”の空気を感じさせるメロディ・ライン。2004年に入って日本的な旋律とロック・サウンドの融合を押し進めているGARNET CROWだが、16枚目のシングルとなるこの曲は、ひとつの到達点と言えるだろう。
ラテンっぽい雰囲気のパーカッションとギターを軸としたサウンド・メイキングのなかで描かれるのは、昭和50年代後半の歌謡曲を想起させる、ノスタルジックなメロディ・ライン。GARNET CROWの音楽性のとんでもない広さをあらためて証明する15枚目のシングル。
GARNET CROWのサード・アルバム。最新シングル「君という光」ほか、「スパイラル」など全12曲を収録。センチメンタルで牧歌的なアコースティック・サウンドとエンヤ風の広がりのある世界が独特だ。心地よいだけではない、実験的なメロディと音作りが意欲的だ。
2曲とも、ある意味淡々と歌われるミディアム・ナンバー。ともに未来に希望を見据えて、マイ・ペースでいいから先に進もうとする前向きな歌だが、押し付けがましくない歌唱が、かえっていいのかもしれない。「君という光」は、アニメ『名探偵コナン』のエンディング・テーマ。
2曲とも突き詰めれば、“人は思い悩みながら、生きていくものなのね”という歌か。どちらも適度なビート感のある曲なので、体を揺らしながら聴いてしまいそうだが、都会に生きる人々の漠然とした不安感を表わした、けっこう重い曲といっていいかも。
美男美女4人組のシングル。生ギターを強調した霞みがかかったようなサウンドに天まで届きそうなファルセットが踊るタイトル曲はアイルランドの空のような暗い爽やかさが魅力。デジタルとアコースティックが同居するカップリング曲には、小室哲哉の香も漂う。
メロディ・オリエンテッドな曲調に変化球的なリズムの使用を加えた意欲作。伸びやかかつ壮大に展開していく瞬間に2ステップのリズムを持ってくることにより、乗る言葉には高いエネルギーが与えられている。透明感に彩られた曲との対比がまた面白い。
発売直後、チャートのトップ3にみごと食い込んだGARNET CROWのセカンド・アルバム。彼ら一流の美しいメロディに、寂寥感あふれる歌詞が乗って、期待を裏切らない出来栄えだ。スマッシュ・ヒットの(1)(2)(3)(6)ほか、ボーナス・トラック2曲((11)(12))も収録。
もともとは倉木麻衣のレコーディングのために集まったミュージシャンが結成したGARNET CROWの10枚目のシングル。陰影と奥行きのあるサウンドと、すべての曲を書いているヴォーカリスト、中村由利の声が、独特な世界を醸し出している。
早くもリリースされるニュー・シングルは、切なさ漂うミディアム・チューン。前作に引き続き、テレビ東京系アニメ『プロジェクトアームズ』のエンディング・テーマに使用されている。
幅広い音楽性を発信し続けるGARNET CROW。メロディとヴォーカルが生み出す心地よい空気感、曲ごとに変わる多様な詞の世界観がハイ・クオリティなトラックを生み出す。