Don't you wanna see me<oh>tonight?
倉木麻衣らがリリースしたコンピ盤で注目を集めた、鹿児島県出身のティーンエイジャーのデビュー・マキシ。シンプルなR&Bナンバーをソツなく唄いこなし、かつ艶やかに聴かせるテクニックを持ちあわせる。無色透明な彼女のミリョクは、何色に染まってゆくのだろう。
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倉木麻衣、愛内里菜などを擁するGIZA studioから2003年にデビューを果たした女性シンガーによるセカンド・シングル。“R&Bの要素を取り入れたポップス”は2000年代の王道であり、格別な新鮮度は感じないが、凛とした声質と彼女自身が手がける前向きな歌詞はかなりチャーミング。 2003/09/25 発売
ブラック・ミュージックの素養を力強く表現することに成功したファースト・アルバム。R&B、ヒップホップをセンス良くインストールしたバック・トラックも秀逸だが、伸びやかで、力強い彼女のヴォーカルは、黒っぽいグルーヴをしっかりと体現していて、気持ちいい。 2003/11/19 発売
倉木舞衣などを輩出したGIZAスタジオが送り出した女性リズム&ブルース・シンガー、滴草由実の1作目。天性とも言える音感とリズム感の良さを武器に、ダンサブルに決めていく。まだ18歳ながら歌声に漂う色気もまた魅力だ。 2003/12/03 発売
現在の女性ヴォーカル・シーンでは歌唱力、表現力において高い偏差値をほこる彼女の軽快なダンス・ナンバー。これまでもポップな曲はあったものの、ここまで垢抜けた感じはなかったので一皮剥けた印象。静と動を巧みに使い分ける、彼女らしさの出た曲である。 2004/04/14 発売
5枚目のシングル。「Missing you」は失恋をテーマにしたセンチメンタルなスロー・バラードで、流麗なストリングスが冴える繊細なサウンドに乗せて、彼女がせつなく真摯なヴォーカルを聴かせている。アレンジと歌詞の一部を変えた別ヴァージョンも収録。 2004/09/29 発売
ナラダ・マイケル・ウォルデンと共演をしたことがあるという滴草由実のセカンド・アルバム。音楽性はR&Bのテイストのポップスという感じで、自然体の彼女の歌が印象的だが、各トラックのアレンジも実に凝っており、いろいろな側面から楽しめる作品である。 2004/10/27 発売
R&B色強い曲を歌っていた彼女が純和風路線の表題曲に挑戦。高低を幅広く歌える力量の持ち主だけあり、この路線でもしっとりと歌い上げ、そっとちりばめたR&Bエッセンスも効果を発揮。従来路線(2)(3)も悪くないが、多層に訴求するのは(1)路線では。 2005/02/09 発売
和と洋楽のテイストを融合さえ話題となったシングル「花篝り」から約1年ぶりとなるシングル。ZAIN RECORDS移籍第1弾となる本作は、ドラマティックに展開していくサウンドとヴォーカルが楽しめる楽曲だ。 2006/02/15 発売
R&B系シンガーのサード・アルバム。アプローチは多彩だが、バラード〜ミディアムの曲が多いしっとりした作品で、せつなくセンチメンタルなメロディばかり。彼女のヴォーカルは広い声域を生かして表現力に富み、特にバラードでの情感を込めた歌声が見事。 2006/03/01 発売
久しぶり、8枚目のシングル(アニメ『名探偵コナン』のエンディング・テーマ)。ファルセットもまじえた心のこもったヴォーカルが胸にしみる美しいバラード・ナンバーだ。ほかにミニー・リパートンの名曲に挑戦。また本人が制作した絵本も付いている。 2007/05/30 発売
約1年ぶりとなる9thシングルは、切ない想いを抱きながらも、前向きに進もうとする女性の姿を歌ったミディアム・バラード。自身が作曲とアレンジを手がけており、滴草由実のナチュラルな世界が体感できる。 2008/06/04 発売
滴草由美の機軸にあるのはソウル音楽。歌唱スタイルには、ゴスペルなどの影響も垣間見える。でもこの4枚目のアルバムで表現したのは、オーガニックな表情に寄り添った音楽性。ゆったり心地好い音色ながらも色濃いソウルフルな声をはべらせているところも魅力だ。 2008/12/03 発売