ENDLESS SUMMER
ZAIN系屈指の歌姫、滴草由実のミニ・アルバムは、彼女らしいオーガニックなR&Bが深化を遂げたことを証明した意欲作。ライトなR&Bにラテン・フレイヴァーやフォーク・ロックのテイストを取り入れ、フレンドリーな普遍性を増した。清涼感は夏にピッタリ。
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倉木麻衣らがリリースしたコンピ盤で注目を集めた、鹿児島県出身のティーンエイジャーのデビュー・マキシ。シンプルなR&Bナンバーをソツなく唄いこなし、かつ艶やかに聴かせるテクニックを持ちあわせる。無色透明な彼女のミリョクは、何色に染まってゆくのだろう。 2003/07/02 発売
倉木麻衣、愛内里菜などを擁するGIZA studioから2003年にデビューを果たした女性シンガーによるセカンド・シングル。“R&Bの要素を取り入れたポップス”は2000年代の王道であり、格別な新鮮度は感じないが、凛とした声質と彼女自身が手がける前向きな歌詞はかなりチャーミング。 2003/09/25 発売
ブラック・ミュージックの素養を力強く表現することに成功したファースト・アルバム。R&B、ヒップホップをセンス良くインストールしたバック・トラックも秀逸だが、伸びやかで、力強い彼女のヴォーカルは、黒っぽいグルーヴをしっかりと体現していて、気持ちいい。 2003/11/19 発売
倉木舞衣などを輩出したGIZAスタジオが送り出した女性リズム&ブルース・シンガー、滴草由実の1作目。天性とも言える音感とリズム感の良さを武器に、ダンサブルに決めていく。まだ18歳ながら歌声に漂う色気もまた魅力だ。 2003/12/03 発売
現在の女性ヴォーカル・シーンでは歌唱力、表現力において高い偏差値をほこる彼女の軽快なダンス・ナンバー。これまでもポップな曲はあったものの、ここまで垢抜けた感じはなかったので一皮剥けた印象。静と動を巧みに使い分ける、彼女らしさの出た曲である。 2004/04/14 発売
5枚目のシングル。「Missing you」は失恋をテーマにしたセンチメンタルなスロー・バラードで、流麗なストリングスが冴える繊細なサウンドに乗せて、彼女がせつなく真摯なヴォーカルを聴かせている。アレンジと歌詞の一部を変えた別ヴァージョンも収録。 2004/09/29 発売
ナラダ・マイケル・ウォルデンと共演をしたことがあるという滴草由実のセカンド・アルバム。音楽性はR&Bのテイストのポップスという感じで、自然体の彼女の歌が印象的だが、各トラックのアレンジも実に凝っており、いろいろな側面から楽しめる作品である。 2004/10/27 発売
R&B色強い曲を歌っていた彼女が純和風路線の表題曲に挑戦。高低を幅広く歌える力量の持ち主だけあり、この路線でもしっとりと歌い上げ、そっとちりばめたR&Bエッセンスも効果を発揮。従来路線(2)(3)も悪くないが、多層に訴求するのは(1)路線では。 2005/02/09 発売
和と洋楽のテイストを融合さえ話題となったシングル「花篝り」から約1年ぶりとなるシングル。ZAIN RECORDS移籍第1弾となる本作は、ドラマティックに展開していくサウンドとヴォーカルが楽しめる楽曲だ。 2006/02/15 発売
R&B系シンガーのサード・アルバム。アプローチは多彩だが、バラード〜ミディアムの曲が多いしっとりした作品で、せつなくセンチメンタルなメロディばかり。彼女のヴォーカルは広い声域を生かして表現力に富み、特にバラードでの情感を込めた歌声が見事。 2006/03/01 発売
久しぶり、8枚目のシングル(アニメ『名探偵コナン』のエンディング・テーマ)。ファルセットもまじえた心のこもったヴォーカルが胸にしみる美しいバラード・ナンバーだ。ほかにミニー・リパートンの名曲に挑戦。また本人が制作した絵本も付いている。 2007/05/30 発売
約1年ぶりとなる9thシングルは、切ない想いを抱きながらも、前向きに進もうとする女性の姿を歌ったミディアム・バラード。自身が作曲とアレンジを手がけており、滴草由実のナチュラルな世界が体感できる。 2008/06/04 発売