シティ・ベリアルズ
憂いをたたえた北欧プログレッシヴ・メタルの真髄、漆黒からの帰還。4年におよぶ魂の彷徨を経て、新章へと赴く11thアルバム!
1991年にスウェーデンのストックホルムで結成したカタトニアは、デス/ドゥーム・メタルの新潮流を切り開くパイオニアとして支持を得てき た。
耽美的なダーク・プログレッシヴ・メタルへと変貌を遂げた彼らは近作『Dead End Kings』(2012)『ザ・フォール・オブ・ハーツ』 (2016)が本国スウェーデンのみならずドイツ、フィンランドなどのヒット・チャートで大躍進。
ヨーロッパのメタル・シーンを席巻している。
2018年、 “バンドのあり方を再考する”と活動休止を宣言してファンを心配させた彼らだが、1年のインターヴァルを経てライヴ活動を 再開。
そして2020年、さらにディープで神秘的なニュー・アルバムを引っ提げて還ってきた。
『シティ・ベリアルズ』と名付けられた新作はオリジナル・メンバーであるヨナス・レンクス(ヴォーカル)とアンダース・ニーストロム(ギター) が共同プロデュース。
陰翳に富んだサウンドは、彼らがプログレッシヴ・メタルのダイナミクスを生かしながら、メロディを重視、さらなる成熟へ と到達したことを告げている。
ヨナスとアンダースに加えて、ニクラス・サンディン(ベース)とダニエル・モイラネン(ドラムス)という前作同様のラインアップで制作された 本作。
ヨナスは「前作同様、実験性を孕みながら、より直接的なサウンドにアプローチした」と語っており、アルバムに先駆けて先行リーダ -・トラックとして発表された(3)「ラッカー」から、ヨナスの歌い上げる暗黒のリリシズムと幾重もの奥行きのあるサウンドが繰り広げられる。
メタルの攻撃性とメランコリックな抒情性がせめぎ合う(2)「ビハインド・ザ・ブラッド」、フル・オブ・キーズの女性ヴォーカリスト、アンニ・ベルン ハルトがゲスト参加した(6)「ヴァニッシャーズ」、憂いの美学に満ちたアトモスフェリックな(11)「アントロドゥン」まで、アンダースの歌声が喪 失と破滅へと道案内をする。
世界が混迷の中にある2020年、『シティ・ベリアルズ』は“都市の埋葬”への旅路を彩るサウンドトラックだ。
ボーナス・トラックとして(12)「ファイターズ」(エンター・ザ・ハントのカヴァー)を収録。
★仕様
・日本語解説書封入
・歌詞対訳付き
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