モーツァルトの弟子、フンメル(1778〜1837)は、師のピアノ協奏曲7曲を室内楽版(p、fl、vn、vc)に編曲している。その録音第1弾で、音域を拡大したピアノ・パートやロマン派風な響きが興味深い。
フンメルによる室内楽版で、第10番は2台用が1台2手用に編曲されている。白神のソロはもうちょっと細やかな表情の変化があれば最高だとは思うが、妙に小さくまとまらず、明るく伸びやかに歌っているのに好感が持てる。詳細な日本語解説は有益。 2005/05/25 発売