Takahiro Sonoda in seiner Jugend 4
園田が60年代前半にベルリン放送局に残した録音。すでに第4弾となる。本盤は近代フランスの作品を収録。さらりと可憐な抒情美をしたためたフォーレの即興曲、カラリとした明澄な音色と華麗テクニックを披露したドビュッシーの練習曲など聴きもの揃いである。
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粒立ちのよい、やや明るめのピアノの音で奏された、というか、録音されたというか、ともあれ、感傷と快活が巧みにコントロールされた、親密感にみちたブラームスをここに聴くことができる。なかでも作品76は、曲のすみずみまで光をあてたような表現が魅力。 1993/10/21 発売
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ヤマハのピアノが使われている。録音の影響もあると思うが、音が華美に鳴ることなく美しく抑制されていてフォルテピアノに通じるところがある。スタインウェイをぶったたくだけがピアノじゃない。この音で園田は人の内面を掘り起こすような弾き方をする。 1995/06/21 発売
ベートーヴェン:最初期の3つのソナタベートーヴェン:最初期の3つのソナタ
園田のベートーヴェン・シリーズ第9弾は晩年の大作と小品集。(1)に聴く逞しい構築と念入りな彫琢は、演奏家としてのさらなる向上を目指す強固な意志と、そのための不断の努力を反映している。(2)は、小品集としての統一性を極めて明確にとらえた演奏。 1996/11/21 発売