モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&22番
ダルベルトは音の振舞いを過剰に走らせない。キレのよい腕前に滴るようなリリシズムを漂わせながらも、決して深刻になりすぎず情をためすぎず、デリカシーや情緒的振幅に対してセンシティヴなバランスを保っている。その細やかな距離感がなかなかに新鮮だ。
ダルベルトは音の振舞いを過剰に走らせない。キレのよい腕前に滴るようなリリシズムを漂わせながらも、決して深刻になりすぎず情をためすぎず、デリカシーや情緒的振幅に対してセンシティヴなバランスを保っている。その細やかな距離感がなかなかに新鮮だ。