発売元 : 株式会社スペースシャワーネットワーク
福井県三国出身の女性シンガー・ソングライターのセカンド・アルバム。花筐(はながたみ)は花を摘んで入れる竹籠のこと。叙情的なメロディを、ファルセットを巧みに使いながら唄いあげる。全8曲、自身の作詞・作曲だが、言葉の一つひとつに心象風景を鋭く切り取る感性のきらめきが感じられる。
その昔、筋肉少女帯で初めてエディこと三柴江戸蔵のピアノを聴いた時はぶっ飛んだが、その江戸蔵こと三柴理のピアノ・ソロ第2弾。EL&Pのカヴァーなどもあるが、基本はオリジナル。ポップスでも、クラシックでも、現代音楽でもない自由なピアノ・インストとして楽しめる。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリスト、鬼才ジョン・フルシアンテが2004年11月に発表したソロ6連作の第4弾。「666」には、オマー・ロドリゲスがリード・ギターで参加。ロック色の強い作品に仕上がっている。
レッチリのギタリスト、鬼才ジョン・フルシアンテのソロ6連作の第5弾。盟友ジョシュ・クリングホッファーと共同名義となる本作は、サイケ・エレクトリカの要素が強調された仕上がりで、連作のなかでも異質でクリエイティヴな一枚。
2007年にデビューしたトリオ、WATER WATER CAMELのサード・アルバム。tico moon、NoaNoaのメンバーやイノトモなどがゲスト参加と書けば、自ずとサウンドも想像できるかも。70年代のアメリカのシンガー・ソングライターのような温かみのあるフォーキーなサウンド。
前作より4年ぶりとなる5作目。忙しい日常の中で取りこぼしていく感情を、言葉とサウンドによって掬い取ってくれるような感覚が、しみじみ心地よい。格好つけず虚勢も張らず、自虐的でもない。そんな大人の男の包容力にあふれている。アレンジも多岐にわたっているが、不思議な統一感がなされている。★
サンボマスター、マキシマムザホルモンも絶賛する失恋バカ・パンク・バンドの4枚目のアルバム。情けない恋愛風景を、ある時はストレートに、またある時は捻じくれたユーモアで表現するが、要所で顔を出す人懐っこさに飽き足らない、捩れた楽曲センスがまた憎めない。
映画『デトロイト・メタル・シティ』への出演も話題になった男性シンガー・ソングライターの、1年ぶり通算12枚目となるアルバム。英国やスウェーデンのミュージシャンたちも参加し、深みを増したはじけるようなポップ・ソング・ワールドを聴かせている。
尼僧として法務に勤しむ傍ら、音楽活動を続けるシンガー・ソングライターのサード・アルバム。日常のちょっとした心の動きを簡潔に描写する詞もメロディも、そしてなにより、柔らかで包容力のある歌声が心にしみる。ゲーム『東京魔人學園剣風帖』のエンディング曲でお馴染みの人も多いはず。
犬神サーカス団の結成15周年記念リメイク・ベスト2枚組。今では入手困難な初期レパートリーとライヴ定番曲を中心とする32曲+書き下ろしの新曲「籠の鳥」で構成。一聴してヘヴィ&ソリッドになった音像と、成熟度を深めた犬神凶子の声が新たな情念と不条理を呼び起こす。★