発売元 : 株式会社スペースシャワーネットワーク
海外バンドとの共演を数多くこなしている、PLASTICZOOMSの1stアルバム。ゴシック・ファッションに身を包んだアート性に富んだステージが話題となっている彼らの、パンキッシュでスタイリッシュなサウンドが詰まった一枚だ。
男女2人組デュオによる、4年ぶりの8thアルバム。DOUBLE FAMOUS、KINGDOM☆AFROCKSのメンバーらを迎えた、疾走感あふれる爽快なポップ・サウンドが心を癒してくれる。
鍵盤奏者2名とドラマーによるトリオが、toeのレーベルから放つ初アルバム。フェス受けしそうなジャム・バンド以降のインスト・バンドとは似て非なる強靭なグルーヴと音圧の高さに驚く。曲によってはトランペット加わりジャズのニュアンスも見せるなど、音楽性も幅広い。
ハードコア・ムード合奏バンドによる9曲入りの“ほぼフル・アルバム”。二階堂和美の歌が心地よい緩さを醸し出す童謡風味のオープニングから、人力のキラキラ・ディスコ、和風エキゾティカなどを経由するサウンドは、鼻歌よろしく鼻孔をくすぐる快楽に満ちている。
ニコラはフランス期待の若手トランペッター。その彼にフランスの国宝ルグランが優しい眼差しを送る。巨匠が書いた曲を本人と共演することでニコラがイマジネイティヴなプレイを繰り広げる。枯淡の味わいを醸し出すルグランのタッチも印象的。
横浜出身、フロリダ在住で日本と米国を行き来するシンガーの9年ぶりとなる4作目。しっとりと情感を表出する「Maybe you'll be there」、ボッサから4ビートへと変化するリズムに軽快にのる「I concentrate on you」、語りかけるように歌う「Violets for your furs」など余裕を感じさせる。青木弘武の端正なピアノを中心としたバックも好演。
かなり本格的にジャズ化されたジブリ・ソングたち。特に前半は、予備知識なしで聴けばジブリの曲とは気づかないくらい本気のアプローチが続き、タイトルほどに子ども向けではなさそう。「風の谷のナウシカ」「アシタカせっ記」「マルコとジー名のテーマ」のような曲はお手のものだが、「崖の上のポニョ」など、そうくるか! という楽しさも。
ジョイ・ディヴィジョンやスーサイドを引き合いに語られる英国のトリオの日本デビュー盤。ゴシックでささくれだったインダストリアル・ポスト・パンクが刺激的であり、陰鬱な時代を踊らせるにはピッタリだといえる。より先鋭性を増す5曲目以降のリミックスも必聴だ。
日本の童謡が種ともこの手にかかると、かくもテクノなポップに変貌してしまった。少しばかりの驚きとともに、ニンマリとさせられる。この作品の独特な空気感は、原宿あたりでコスプレのシンガーが童謡を歌っているような趣といったところ。全曲新発見の連続だ。★
2003年作『Out』以降のアルバム収録曲を中心にまとめたベスト盤。メロディアスで高揚感あふれる楽曲、キュートな表情のヴォーカルともに素晴らしい「Let's Dance All Night」をはじめ、シンガー・ソングライターとしての実力を伝える。「伝えて〜passit on」はアニメ映画『BATON』のエンディング・テーマ曲で力強い。