発売元 : 株式会社プラン・9
2002年に山形で結成され、2008年11月にセカンド・アルバムを発表した人気バンドの第1作がリマスター+未発表曲追加+リミックス+紙ジャケで再登場。陰影に富み、多彩なアイディアに彩られたインスト・ロックに浸ることができる。価格も良心的だ。
スクエアプッシャーの実弟=アンディ・ジェンキンソンのユニットのアルバム。エレクトロニカとアシッド・フォークを併せたような奇妙に心地よいサウンドが特徴的で、それでいて勢い一発のライヴ感もあり、聴いているうちにジワジワと熱気を帯びてくる。
山形を拠点に活動している5人組のミニ・アルバム。ポスト・ハードコアと呼べるような幻想的な音楽をインストゥルメンタルでプレイするのが彼らの特徴だが、3本のギターを巧みに使ったアレンジにはジャズ/フュージョンのような格式高さもある。
GROUND REVERSEやエレクトロ・ユニット、Pulloutとしても活動、スパニッシュ系アメリカンの父と、ねぶた囃子太鼓奏者の母を持つマナソルのソロ・デビュー作。基本的にエレクトロ、ノイズ系ながら、どこかプリミティヴな日本的なビートが息づいているのが面白い。
2006年に設立され、タイトル数も20をわずかに超えただけだというのに、コアなファンからの注目度では群を抜くインディペンデント・レーベルの魅力を凝縮したコンピ。パンク・ハードコア・メタルを中心に、そこにとどまらない多彩なサウンドを聴かせてくれる。
オーディオ・アクティヴのカサイ(g,b)とプルアウトでも活動するジェマパー(key,ビート・プログラミング)によるユニットのファースト。テクノというよりはロックの佇まいのヘヴィな響きで、生々しい音響彫刻とも呼ぶべき彫りの深い音は聴きごたえ十分だ。
“立ち上がる種馬”というバンド名の4人組の2作目。ハンガリー人二人とネパール系英人に日本人女性ヴォーカルという構成同様、雑多性が持ち味。“カレーパン!”の絶叫が響く「KAMIKAZE CURRY BUN」など、エレクトリック・パンクを基調とした変態的分裂的なサウンドが斬新だ。
結成は97年に遡る東京の4人組が放つ3枚目のアルバム。表現の発露を自由度の高いインストゥルメンタルに求める根源がよくわかる内容で、前衛的かつ原始的なアンサンブルが緊張感を伴って次々と迫ってくる。聴き手が破壊と創造の両極を行き来できる作品だ。★
仙台を拠点とする三人組によるファースト・アルバムで、2005年と2007年にライヴ会場で販売していた作品を1枚に集約した内容。どこへ到達するかわからない即興的インストゥルメンタル群が、聴き手に高い集中力を要求しながら、恍惚とした感情をもたらす。